動物看護士が教えます!

November, 2010
-
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
-
-
-
-
PROFILE
カール姉&ヒデ

元動物看護士のカール姉です。皆さんがペットと上手に長く付き合っていける情報をお送りします。

MYALBUM
CATEGORY
RECENT
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
LINK
SEARCH
PR




May 31, 2005
カール・エマージェンシー
さて、今回はいつも偉そうに(笑)元・病院関係者として
語ってる私ですが、思わぬ事件で病院関係者から一飼い主
へと変貌を遂げたお話です。

その日は、仕事もお休みで特に予定もなく、母親が買物に
行くと言うので

「しめしめ、オヤツでも買ってもらおう」

といやしくついて母親について買い物に行きました。
夕食の献立にも口をはさみ、自分好みにしてもらいオヤツ
もGET出来て超ご機嫌で家に帰ると・・・

カール(アメコカ8才)の目がおかしいことに気付きました。
当時、いやに「目ヤニ」が多くて気にしていたので
「また目ヤニかぁ」とティシュで目ヤニを取りに近づくと・・。

「ぎゃーーー!!白目が出ちゃってるーーーッ!!」

と思わず絶叫!!

その時、叫びながらも頭の中は冷静に

「アメコカは眼が弱い犬種だって聞いたし・・、どうしよう
 病院に連れて行かないとぉ〜〜!!」

とくるくるっと回転し病院にすぐ連れて行く事に。

ところが、かかりつけの病院がその日休診で連絡が取れない!
仕方がないので、車で15分程の病院に電話して事情を説明する
とお昼休みぎりぎりにも関わらず、快く受け入れてくれました。

やったー!!

アポ取り終了し、兄(ヒデ)の運転で母、私、カール、なぜか
ロビン(留守番できません)家族全員で病院へ直行!!

カールはこのまま眼が駄目になっちゃうかも・・・。
白目がぷよっと腫れてるにも拘らず無邪気にお出かけを
喜ぶカールを見て深い絶望感に襲われたのでした。

(次回につづく)
May 28, 2005
病院で起こった世にも素敵な物語2・追伸
「」
      〜オレはう〜にょん〜追伸

「三本足のうーにょん」のお話、いかがでしたか?

私が「うーにょん」を可愛がっていた事をご存知だった
「うーにょん」の飼い主さんが、私が病院を辞めることを
知り辞める前に一目…と、病院にワクチンを打つついでに
連れて来て下さいました。

耳の先端と尻尾は成長と共に、傷も目立たなくなったのですが

「やはり足は生えてこなかった!」

と「うーにょん」が言ってるみたいに見えました(笑)

比較的管理がされている犬と違ってまだ猫は野良ちゃんや
外に一人でお散歩に行く子が多く、犬よりも事故などに
巻き込まれてしまう事が多い様です。

でもこうして子猫の時の大怪我で三本足になってしまった
「うーにょん」ですが可愛がって下さる飼い主さんが見つかり
院長や獣医さんと

「これはかなりの感動巨編だぁ〜」

なんて話をしていました。

今も不幸な生い立ちのワンコやニャンコがたくさんいると
思いますが、心から安心し、愛情を注いでくれる飼い主さんが
現れるといいなぁ〜と思います。
May 24, 2005
オレはう〜にょん〜後編
「病院で起こった世にも素敵な物語2」
〜オレはう〜にょん〜後編

・・・はぁ〜い、こんにちはぁぁ。

うーにょん、まだ頭がぼぉっとするんだよね。
変な格好した(手術着です)院長先生、女の先生がいて・・。

目が覚めたらいつもネンネしているケージの中だったんだ。
目が覚めたら夕方になってて、うーにょんはお兄ちゃん
なんだけど少しだけ寂しくなっちゃったから

「おーい、みんないる〜?」って鳴いてみたんだ。

そしたら、うーにょんの声に先生達が気がついて来てくれた。

「うーにょん、お腹減っただろう?ご飯食べていいぞ」

って院長先生が頭をなでなでしながら言った。
・・・そーだよ!うーにょんご飯を食べてなかった

んだよねー!!
それにしてもなんだかまた足がじんじんする・・・。
心なしか少し長さも短くなったよぉな…?

まぁいいか!

その日はご飯をもらって、また眠ってしまったんだ。


それから何日か経った。

あの変な一日はアンヨをお膝から下を断脚して
うーにょんが使わないようにする為に手術をしたんだって。

前のままだと使えなくなったアンヨを頼って4本足で歩いて
しまって、踵から無い足先がダメージを負ってしまう為に
先生たちが「改造シュジュツ」をしてくれたんだよ!

かっこいいでしょ?

そんな感じで、一本のアンヨとさよならしたうーにょんは
毎日ビョウインを走り回ってリハビリしたんだ。
うーにょんが走るのが速くて、みんなうーにょんの事を
捕まえられないんだよ!

「三本足だって全然大丈夫だって!」

一緒の時期にいた赤ちゃん猫も「きくじろう」って名前が
ついて拾ったお兄さんに貰われる事になった。
「にゃんにゃん保育園」もそろそろ一時閉園になるらしい。

三本足にも慣れて普通に生活が、出来る様になった夏の
終わりにはうーにょんも色々理解してきたんだ。

うーにょんを治してくれた病院を卒業するのも近いなって。


うーにょんを抱っこして、ナデナデしてくれる先生や
看護婦のおねーちゃんを見てそんな風に感じたんだ。                          
お耳と尻尾、アンヨの傷が完全に塞がったので
うーにょんはついに貰われる事になった。

大怪我をしていたうーにょんを保護してくれたおばさんが
今はうーにょんのお母さんになってくれたんだ。
犬が三匹、猫が六匹の大所帯のお家の子になりました。

そこのお家の庭には本当の兄弟がいるんだけど、怪我を
しなければ、このお家で飼われていなかったと思う。


明日はワクチンを打ちに久しぶりに病院に行くんだって。
あの病院の人たちに会うのはすごく楽しみだなぁ〜。

うーにょんの子分のあの看護婦は元気かな?

注射は今も嫌なんだけどね・・・。

〈 完 〉
May 12, 2005
待ってるね・・。
1115859160021072.jpg

母親が旅行に出掛けているため、寂しさのあまり
持病の「てんかん」を起こしてしまったカール。

もう少しでかあちゃんは帰ってくるから我慢してね!