動物看護士が教えます!

November, 2010
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カール姉&ヒデ

元動物看護士のカール姉です。皆さんがペットと上手に長く付き合っていける情報をお送りします。

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Jun 03, 2005
カール・エマージェンシー完結編
いつも行ってる病院がお休みだった為、車で約10分の
動物病院に着いた頃、なんとなくカールの眼は腫れが
引いたような・・・。

車から降りてカールは早速近くの電信柱にマーキング。

「そんなことやってる場合じゃないでしょー!!」

と怒りつつ、病院まで引きずって行きました。

先に病院に行く事を連絡していたのと、他に患畜さんも
いなかったのですぐに診てもらうことに。
初めて来た病院なので心無しか、カールも緊張の面持ちで
診察台に乗りました。

お昼休みにかかってしまったにも関わらず獣医さんは
丁寧に診察して下さいました。そして診察結果は・・・

「何かのアレルギーで眼を擦ってしまったみたいですね」

よかったあぁぁ!!眼ダメになるかと思った(´д`;)

「じきに腫れも治まりますよ」と注射を一本打って診察終了。
眼もそんなに重大な危機ではなかったので安心しました。

しかし・・・、安心したところで、カールの眼がぷよっと
腫れたのを見てあれだけ「パニック」を起こした自分を
思い出して赤面・・・(笑)
自分の家の子だとすごく焦ってしまうものだな〜と・・・。

病院にシーズーの飼い主さんが、眼が飛び出してしまった子
を慌てて連れてきたことがあって「これは大変だ」と思った
事はあるんですけど、私は看護士なので飼い主さんの目の前で
同じ様に、私がパニック起こしても仕方無いので、その時は
冷静にお仕事しました(その子の眼は元通りになりました)

獣医さんの中には自分で飼ってる犬猫の去勢・避妊手術などの
比較的簡単な手術でも「絶対出来ない!」って人が多いんです。

やっぱり自分の飼っているペットの事になるとすっごく焦る
ものだな〜としみじみ思いました。


もう1つ、今回教訓になったのは「セカンドホスピタル」の
重要性だと思います。

かかりつけの病院が休みの時に、思わぬ事態に陥ったらと
想定してかかりつけの病院が休みの時にも対応できる様に
近くの病院をチェックしておくと良いと思います。

個人的な意見なのですが、かかりつけの病院以外で診察を
受けた場合、その時の状態や処置の様子をかかりつけの
獣医さんに伝えておくと、その後の診察もスムーズです。

「他の病院に行くなんて!」

と怒る獣医さんはいない筈なので(笑)
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May 31, 2005
カール・エマージェンシー
さて、今回はいつも偉そうに(笑)元・病院関係者として
語ってる私ですが、思わぬ事件で病院関係者から一飼い主
へと変貌を遂げたお話です。

その日は、仕事もお休みで特に予定もなく、母親が買物に
行くと言うので

「しめしめ、オヤツでも買ってもらおう」

といやしくついて母親について買い物に行きました。
夕食の献立にも口をはさみ、自分好みにしてもらいオヤツ
もGET出来て超ご機嫌で家に帰ると・・・

カール(アメコカ8才)の目がおかしいことに気付きました。
当時、いやに「目ヤニ」が多くて気にしていたので
「また目ヤニかぁ」とティシュで目ヤニを取りに近づくと・・。

「ぎゃーーー!!白目が出ちゃってるーーーッ!!」

と思わず絶叫!!

その時、叫びながらも頭の中は冷静に

「アメコカは眼が弱い犬種だって聞いたし・・、どうしよう
 病院に連れて行かないとぉ〜〜!!」

とくるくるっと回転し病院にすぐ連れて行く事に。

ところが、かかりつけの病院がその日休診で連絡が取れない!
仕方がないので、車で15分程の病院に電話して事情を説明する
とお昼休みぎりぎりにも関わらず、快く受け入れてくれました。

やったー!!

アポ取り終了し、兄(ヒデ)の運転で母、私、カール、なぜか
ロビン(留守番できません)家族全員で病院へ直行!!

カールはこのまま眼が駄目になっちゃうかも・・・。
白目がぷよっと腫れてるにも拘らず無邪気にお出かけを
喜ぶカールを見て深い絶望感に襲われたのでした。

(次回につづく)
May 28, 2005
病院で起こった世にも素敵な物語2・追伸
「」
      〜オレはう〜にょん〜追伸

「三本足のうーにょん」のお話、いかがでしたか?

私が「うーにょん」を可愛がっていた事をご存知だった
「うーにょん」の飼い主さんが、私が病院を辞めることを
知り辞める前に一目…と、病院にワクチンを打つついでに
連れて来て下さいました。

耳の先端と尻尾は成長と共に、傷も目立たなくなったのですが

「やはり足は生えてこなかった!」

と「うーにょん」が言ってるみたいに見えました(笑)

比較的管理がされている犬と違ってまだ猫は野良ちゃんや
外に一人でお散歩に行く子が多く、犬よりも事故などに
巻き込まれてしまう事が多い様です。

でもこうして子猫の時の大怪我で三本足になってしまった
「うーにょん」ですが可愛がって下さる飼い主さんが見つかり
院長や獣医さんと

「これはかなりの感動巨編だぁ〜」

なんて話をしていました。

今も不幸な生い立ちのワンコやニャンコがたくさんいると
思いますが、心から安心し、愛情を注いでくれる飼い主さんが
現れるといいなぁ〜と思います。
May 24, 2005
オレはう〜にょん〜後編
「病院で起こった世にも素敵な物語2」
〜オレはう〜にょん〜後編

・・・はぁ〜い、こんにちはぁぁ。

うーにょん、まだ頭がぼぉっとするんだよね。
変な格好した(手術着です)院長先生、女の先生がいて・・。

目が覚めたらいつもネンネしているケージの中だったんだ。
目が覚めたら夕方になってて、うーにょんはお兄ちゃん
なんだけど少しだけ寂しくなっちゃったから

「おーい、みんないる〜?」って鳴いてみたんだ。

そしたら、うーにょんの声に先生達が気がついて来てくれた。

「うーにょん、お腹減っただろう?ご飯食べていいぞ」

って院長先生が頭をなでなでしながら言った。
・・・そーだよ!うーにょんご飯を食べてなかった

んだよねー!!
それにしてもなんだかまた足がじんじんする・・・。
心なしか少し長さも短くなったよぉな…?

まぁいいか!

その日はご飯をもらって、また眠ってしまったんだ。


それから何日か経った。

あの変な一日はアンヨをお膝から下を断脚して
うーにょんが使わないようにする為に手術をしたんだって。

前のままだと使えなくなったアンヨを頼って4本足で歩いて
しまって、踵から無い足先がダメージを負ってしまう為に
先生たちが「改造シュジュツ」をしてくれたんだよ!

かっこいいでしょ?

そんな感じで、一本のアンヨとさよならしたうーにょんは
毎日ビョウインを走り回ってリハビリしたんだ。
うーにょんが走るのが速くて、みんなうーにょんの事を
捕まえられないんだよ!

「三本足だって全然大丈夫だって!」

一緒の時期にいた赤ちゃん猫も「きくじろう」って名前が
ついて拾ったお兄さんに貰われる事になった。
「にゃんにゃん保育園」もそろそろ一時閉園になるらしい。

三本足にも慣れて普通に生活が、出来る様になった夏の
終わりにはうーにょんも色々理解してきたんだ。

うーにょんを治してくれた病院を卒業するのも近いなって。


うーにょんを抱っこして、ナデナデしてくれる先生や
看護婦のおねーちゃんを見てそんな風に感じたんだ。                          
お耳と尻尾、アンヨの傷が完全に塞がったので
うーにょんはついに貰われる事になった。

大怪我をしていたうーにょんを保護してくれたおばさんが
今はうーにょんのお母さんになってくれたんだ。
犬が三匹、猫が六匹の大所帯のお家の子になりました。

そこのお家の庭には本当の兄弟がいるんだけど、怪我を
しなければ、このお家で飼われていなかったと思う。


明日はワクチンを打ちに久しぶりに病院に行くんだって。
あの病院の人たちに会うのはすごく楽しみだなぁ〜。

うーにょんの子分のあの看護婦は元気かな?

注射は今も嫌なんだけどね・・・。

〈 完 〉
May 12, 2005
待ってるね・・。
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母親が旅行に出掛けているため、寂しさのあまり
持病の「てんかん」を起こしてしまったカール。

もう少しでかあちゃんは帰ってくるから我慢してね!
Apr 23, 2005
さよなら!?う〜にょん
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「病院で起こった世にも素敵な物語2」
  〜オレはう〜にょん〜中編

はーい!うーにょんです。

ちゃんとお返事出来るよ、お兄ちゃんだもん!
そぉいえばうーにょんがビョウインに慣れてきた頃に
もうひとつ事件があったんだ。

すぐ近くに神社があって、其処でカラスに狙われてた
生まれたての赤ちゃん猫を通りすがりのお兄さんが救出
してビョウインに連れて来たんだ。

そのチビはまだドライフードのカリカリを食べる事なんか
出来なくて先生達や看護婦のねーちゃんに哺乳瓶でミルク
なんてもらってたんだよ。赤ちゃんは大変だよね〜!

その当時、うーにょんを含めて子猫の入院患畜が二匹。
その他に病院のスタッフとして活躍していた供血猫の
ゴエモン兄ちゃん、病院に置いて行かれちゃった白黒猫
姉弟ボク兄ちゃんとおじお姉ちゃん・・・。

あまりの猫の多さにオヒゲの院長先生と奥さんは
「ニャンニャン保育園」なんて病院の事を呼んでたっけ!

朝、病院の扉がガチャッて音がすると、うーにょんは
飛び起きてご挨拶する。

「ウニャーーーッ!!(おはよぅーーー!)」って。

そぉすると眠そうな声で

「うーにょん、おはよぉ〜」

って看護婦のねーちゃんが、うーにょんのお部屋の扉を
開けてくれるんだ。朝早起きして暇だからケージに敷いてある
新聞紙を細かく千切っておくんだ。

そぉするとそれを朝見た先生や看護婦のねーちゃんは
「あ〜〜ぁ」って喜ぶからさ!(注:←喜んでません…)

ここは時間通りにご飯をくれるから時間が近くなると
お腹が減って大騒ぎしちゃうんだ。
その後はアンヨと尻尾、お耳の治療をして、包帯を
巻きなおして「良い子でした」って先生たちになでなで
してもらうんだ!うーにょんはお兄ちゃんだからねー!!

オヒゲの先生はうーにょんのアンヨを女の先生と見ながら
「近日中にシュジュツになるな。」って難しい顔で言ってた。

「シュジュツってなーに!?」つて聞いたけど

うーにょんの頭をなでなでして向こうに行っちゃった。
どうやらオイシイ物じゃあないみたいだなぁ。

それからシュジュツをする日になった。
その日はどんなに大騒ぎしても朝ごはんをくれなくて
フクれてたんだ!看護婦のねーちゃんはうーにょんの事を
ケージから抱っこしていつも治療をする台に連れて行った。

「さぁ、うーにょん頑張ろうね!」

ってうーにょんの事を心配そうに見ながらなでなでするんだ。

「そんなのいいからさぁ、ごはんちょうだい!」

って言った、その時だった。
女のセンセイがうーにょんにお注射をしたんだぁ。

今日は治療が先なの〜?…あれあれ?
さっき目が覚めたばかりなのにまた…眠くなって…きちゃ…た

緑色の長い洋服とお顔にマスク、頭にお帽子。見慣れない格好の
センセイ達がうーにょんを見ていた。

うーにょんはそのまま眠くなっちゃったんだ・・・。

手術を受けなければいけなくなった、うーにょん。
麻酔の注射を打たれ、眠りの世界へ・・・。
どうなる、うーにょん!!

次回は最終回「さよなら、うーにょん」です。
Apr 13, 2005
病院で起こった世にも素敵な物語2
「病院で起こった世にも素敵な物語2」
 〜オレはう〜にょんの手記〜前編

オレの名前はうーにょん。小さかったからあんまり覚えて
いないけど、広い駐車場にお母さん猫と兄弟達と一緒に
暮らしていたんだぁ。

ある夏の日、その事故は起きたんだ。

その日は朝からすご〜く暑くて、うーにょんと家族は日陰に
なる車の下でお昼寝してたら、突然車のエンジンがかかった。

パニックで車の下でオロオロしてたら逃げ遅れちゃったんだ。

ものすごい力でうーにょんの足はタイヤに巻き込まれて・・。
お耳もすんごく痛かった。痛くて痛くて死んじゃうと思った。
だけど必死に駐車場の裏の家の庭に逃げ込んだんだ。

そこの家は猫や犬をたくさん飼ってる家で、何日かそこで痛い
のを我慢してたんだけど、うーにょんが大怪我していると気が
ついた家の人が、うーにょんを段ボールに詰め込んで何処かに
連れて行こうとするんだ。

「足と耳が痛くて死んじゃうよぅ」って大きな声で鳴いてたら
何だか変なスースーする匂いのところに置いていかれた。
野良猫の間で悪名高い「ビョウイン」だった!

その時とにかく色んな所が痛くて、知らない人間もたくさん
いたから、とりあえずシャーシャー言って脅してみた。

それなのにお髭の人と女の人はちっとも怖がらなくて・・・。
(注:当時うーにょんは2ヶ月ほどの子猫でしたw)
うーにょんは怒っていたけど、ご飯をくれるし、優しくして
くれるから、許してやる事にしたんだ!

足と耳の痛いのが治ったら、お母さんと兄弟の所に帰れるから
少し「病院」で我慢する事にしたんだ。

うーにょんは頭いいでしょ?

足には「ウジ」という虫がついちゃったから女のセンセイと
看護婦のねえちゃんがキレイに全部とって退治してくれたんだ。

その時まだ僕には呼び名が無くて、ウジがついてたから
「うじむしうーにょん」ってあだ名をつけられたんだ・・・。
ビョウインのニンゲンはデリカシーが無い!っていうか
看護婦のねえちゃん!ひどすぎるよぉ!!

それから何日かビョウインで過ごした。

「いつになったら歩けるかなぁ?」

って聞いたんだけど病院の人は「可哀想に」としか言わないんだ。
・・・なんだろ〜?うーにょんのアンヨはもう治らないのかぁ?

「踵の先から無くなっちゃったけど、うーにょんのアンヨはまた
生えてくるよ!」ってみんなに言ったんだ。

でも、どうやらそれは叶わない夢らしい・・・。


不幸な交通事故で「三本足」になってしまった「うーにょん」。
うーにょんはどうなる!?乞う御期待!!
Apr 08, 2005
春はフィラリアの季節!
第一〇話「検査ノススメ」

何だか暖かくなったり、寒くなったりと気温差が激しい日が
続きますが、今週も愛するワンコ、ニャンコと共に体調崩さず
頑張りましょ〜!

さてさて、春も近づくと思い出すのは「フィラリア」です。

ワンコを飼ってらっしゃる皆様にはお馴染みの蚊を媒介とする
嫌〜な寄生虫の事です。
極稀に猫や人間の体にも寄生する場合もあるらしく侮れません。

・・・で、フィラリアのお薬獣医さんから処方して頂くのですが
その際、毎年血液検査を行う獣医さんがほとんどかと思いますが
今回はフィラリア症をクローズアップするわけではないのです。

うふふふふ・・・・・。

このメルマガを読んで下さっている皆さんの中で血液検査で
血液を採られたことのある方、尿検査、便検査したことのある人
手を挙げてみて下さい(笑)

私も小学校あがってから何度か検査はしたことがあるのですが
決して気持ちの良いものではありませんよね〜・・・。
ワンコやニャンコだってそれは同じ事、

「やっほーい!やったぁ!検査だぁぁ!」

なんて喜ぶ子、病院務め中見たこともありません(当たり前かぁ)
むしろ血液採取の場合だと

「ギャーーー!何だよ、何するの!?押さえるなよ!」
「○×△?!(大暴れ中w)」とパニックを起こすか

「あわわわわ・・・」と固まるかのどちらかでした。

ペット達にとってあんまり嬉しくない血液採取が必要な
フィラリア検査などの場合、どーせ採られてしまうなら
いっその事多少多めに採ってもらってついでに身体検査を
してみるのは如何でしょう?

人間も人間ドックなどで毎年健康状態をチェックされてる方
いますよね?

「そろそろこの子も5歳過ぎたし・・・一度体の状態をチェック
してみようかしら?」

とか考えている方いらっしゃたら春先がチャンスですよ〜☆

その他にも尿検査、便検査、X線検査・・・。
様々な種類の検査があります。

フィラリア検査は症例数が少ないニャンコはあんまり関係ない
話かもしれませんが、もしも思い悩んでる方がいたら少しでも
後押しになったらいいなぁと思います。

「血を採るの嫌がるから、血液採取って痛いんじゃないの?」

と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが半分以上は押さえ
つけられるのが嫌な子が多いんじゃないかな〜と思います。

ペットの健康状態を知ることが出来る様々な検査。
これぞ病院の上手い活用法じゃないかなぁと思いますよ☆

(病院によって検査方法や種類も変わると思います。
中には人間ドックの様に何種類か検査をするペットドックが
用意してある病院もあるみたいです。詳しくは掛かりつけの
獣医さんに相談してみてくださいね)

ではでは〜
Mar 31, 2005
人畜共通感染症 〜ペットとCHU!〜
こんにちは!動物病院に勤めていたにも関わらずペットと
めちゃめちゃな生活を送っていたカール姉です(笑)

この間頂いたメールでの質問を読んでいて、動物病院で
看護婦をしていた者として、改めなければいけないかな〜
なんて考えさせられました。

そぉです、皆様。アレです、アレ!
「ワンコやニャンコとのスキンシップ」

「人畜共通感染症」という言葉を皆様はご存知でしょうか?
今、噂の鳥インフルエンザを、例に挙げればピンと来る方も
いらっしゃると思います。

要約すると「人間とペット、両方に移る病気」です。

「ペットから人間にウツル!!」

と無責任にテレビとかでも放映してますけれど、逆に病気が
人間から愛するペットにうつることも忘れてはいけません。

何故、今回「人畜共通感染症」の事を取り上げたのかと
申しますと、メールでの質問で

「猫からお子さんや妊婦さんに病気が移らないのか?」

というようなお話があったからです。

確かにニャンコには「トキソプラズマ」という原虫による
感染症があり、妊婦さんに移ると早産などで、赤ちゃんに
影響がある(らしい)のですが、心配ならば便検査をして
みるなどの対策を講じて下さい。。

この方は御自分の愛猫の毛が「環境汚染」とおっしゃって
お腹の大きい娘さんと生まれてくる赤ちゃんを心配される
のもとても理解出来ます。

そんなに毛が気になってしまうのなら、ニャンコの入れない
部屋を作って娘さんをそこにお通しするなどして対処される
といいと思います。
毛はころころテープでこまめに取ると良いでしょう。

確かにペットもお散歩に行ったり素足でお家の中をぺたぺた
歩いているので、その子達の足をなめてしまったり、口移し
で物を食べさせたりは御自分の健康管理という点では

「感染症予防について防衛策が取られていない」

とは思いますが、普通にペットを触ったら手を洗うなどを
徹底していけば防げると考えます。

「ペットも人間も予防が出来るのが人畜共通感染症」

と私は思います。

人畜共通感染症についてはあまり深く触れませんでしたが
検索サイトなどで探すと、詳しく書いてあるので興味が
ある方は調べてみると、病気の種類や予防法も判りますよ!


「どんなに愛していても一線を越えない様にしよう!」

と固く心に誓っても超カワイイ目で「じぃ〜」と見られると
理性がふっとんで「ちゅー」ってしてる自分が怖い!(笑)

くれぐれも私みたいな飼い主になってはいけませんよ〜〜!
(もう手遅れ、という人は手を挙げて下さい)

でわでわまたです!
Mar 21, 2005
シンデレラになった猫の手記〜追伸
第九話「病院で起こった世にも素敵な物語」
 〜シンデレラになった猫の手記〜追伸

今週はその後の「ボク」の様子を書きたいと思います。
3週に渡ってお送りしましたが最終回です。

手記中の「あの看護婦」とはお気付きとは思いますが
看護婦時代のカール姉を指しています。

正直、里親候補が見に来る度に「フッー!」と愛想の
ない、人見知りで臆病で甘えん坊なあの「ボク」が
もらわれるハズがないと本気で思ってました(笑)。

それで院長にお願いして私が飼える状況になるまで
「ボク」を病院に預かって下さいとお願いしてました。
(実はウチの父が大の猫嫌いなんで説得しなければ
いけなかったのです・・・。)

私が辞めた後に、見に来た方が大変「ボク」を気に
入って下さったそうで。それもお住まいが

「六本木ヒルズ・・・!!」

きっと一生食いはぐれず、大事に飼って下さるだろう
と思い、泣く泣く「里親権」をお譲りしました。
(父を説得するのも難航していたので・・・。)

もらわれていく何日か前に病院に行き「ボク」に
会ったのですが

「六本木ヒルズだってよ! すごいねー」

と私が泣きながら「ボク」に話しかけると彼は
困った顔をして「ニャ−ン!」と一言鳴きました。

「お前が迎えに来るのが遅いんだよー!」

って言われた気がします・・・。

今は新しい飼い主さんと最新の素敵なお部屋で
「飼い猫の幸せ」を満喫しているはずです。

今日も六本木ヒルズの窓から外を眺めて
「あの看護婦のうちはどこかな〜」って・・。

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Mar 20, 2005
病院で起こった世にも素敵な物語
第七話「病院で起こった世にも素敵な物語」
 〜シンデレラになった猫の手記〜後編

※今回は前回の話の主人公である猫の「ボク」の手記の後編
 として書かせていただきます。

ある日のことだった。
僕がいつも通りゴハンを食べていると新しい看護婦さんと
遊んでいると、突然知らない男の人が入ってきた。
僕のことを見て院長と話しながら、ニコニコしたり難しい
顔をしたり考え事をしている様子だった。
話を聞いていると、どうやら僕をもらいにきたらしい・・。

でも僕は「あの看護婦」との約束があるからすごく困った。
知らない人が怖くてすっごく胸がドキドキした。
その日は何ごともなく男の人は帰っていった。

それから何日かしてあの看護婦が病院に遊びに来た。
久し振りに会ったのですごく嬉しかったけど

「何で早く来なじゃったんだよ!知らない人が来てもらわれ
 ちゃうところだったんだぞ!」

と「フーッ」って文句を言ってやった。

すると僕の顔を見るなり、あの看護婦が大泣きし始めた。
泣きながら「良かったね、貰い手が見つかったんだよ。」
と言って喜んでいた。

でも僕の心は複雑だった・・・。
僕はこの看護婦と暮らすつもりでずっと待っていた・・。

「お前のことをずっと待ってたんだぞ!」って頭にきた。

でも院長や他の先生や看護婦さんが
「いつ迎えに来られるかわからない状況より早くお家が
決まった方が良いよ」と言うので身を任せることにした。

あの看護婦と暮らせないことは少しがっかりしたけど
病院のみんなが「良かった」とあんなに喜んでいるの
だからきっと僕は大丈夫だって確信した。

「新しいお家はどんな所だろう」

と考えを変えたら少し楽しみになっていった。

結局、僕は病院に3年間お世話になった。
いつもゲージに入っていて窓から少しだけ外が見れた
けど狭くて決して最高の環境とは言えなかった。
でも院長やあの看護婦との生活はすごく楽しかった。

僕は今、前に病院に来た男の人と幸せに暮らしている。
僕の住んでいる所は最近良くテレビに出てくるんだ。
「六本木ヒルズ」とか言うらしい。
今は「飼い猫の幸せ」を堪能させて貰ってます。

あの看護婦のことは今でもふと思い出す。
「あいつ泣き虫だから僕がいなくて大丈夫かなって」

これで僕のシンデレラストーリーはおしまいです。
長い話を聞いてくれてありがとう。バイバイ!

                  「ボク」より


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Mar 18, 2005
病院で起こった世にも素敵な物語
第六話「病院で起こった世にも素敵な物語」
 〜シンデレラになった猫の手記〜前編

※今回はこの話の主人公である猫の「ボク」の手記として
 書かせていただきます。

 僕の名前はひねりのない名前だけど「ボク」。
いつもゴハンをくれる動物病院の看護婦が付けました。
ネーミングセンスがないよね・・・。
毛色は白黒のごく普通の猫なんだ。

僕はある日突然飼い主に捨てられた・・・。
生まれた時からずっと一緒だった5匹の兄弟たちと
動物病院に置き去りにされたのだ。

まだ小さかったから「捨てられた」なんてわからなかった
けど兄弟もいるし、ゴハンも2回もらえるからこの病院を
僕の新しい家にすることにしたんだ。

長い間、病院に住んでいるうちに兄弟たちは「里親さん」
という人達にもらわれていった。僕らみたいな大きく
なった猫はなかなか新しいお家が見つからないらしい。

でも僕はここ(病院)が好きだったし、初めて見る人が
怖くて「フーッ!」って脅かしちゃった。
そんなこんなで気が付くと毛色が同じのお姉ちゃんと
僕の2匹しか残っていなかった。
(お姉ちゃんも人見知りが激しい猫だった・・・。)

そのうち可愛げのない態度に愛想を尽かされたのか
「里親さん」たちはパッタリと来なくなった。
でもここには遊んでくれる獣医さんやゴハンをくれる
看護婦がいて寂しくないし、案外居心地も良かった。
今となっては、どこにも行きたくなかった。

ある日、泣きそうな顔でいつもの看護婦が来て
「もらい手がなかったら私の家に行って、暮らそう!」
と言ってきた・・・。
その時、病院にはずっといられないのかなと思ったけど
あの看護婦は僕のこと好きみたいだから一緒に住んでも
いいかな〜と考えていた。

それから数日後のことだった。
あの看護婦が「迎えに来るからね」といって病院を
辞めていった。もう病院では会えないらしい・・・。
あの日の涙はお別れの涙だったんだ。

お別れは続いた。
ずっと一緒だったお姉ちゃんもついにもらわれて行った。

僕はあの看護婦が迎えに来るのを一匹になったゲージで
ずっと待った・・・。


今回の「シンデレラになった猫の手記」ここまでです。
一人ぼっちになった「ボク」はどうなるのでしょうか?

次回「シンデレラになった猫の手記 Part2」
〜ぼくは王子様だ!〜
でわでわ。

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Mar 14, 2005
第五話「病院の上手な選び方 Part2」
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第五話「病院の上手な選び方 Part2」
 
今回は前回に引き続き「病院選びの大事なポイント」です。
いくつかのポイントに分けてお送りしますね!!


☆ポイント1「家から病院までの距離が近いこと」☆

 緊急の場合はもちろん病気やケガの種類によっては
何度も通院する必要があるからです。
飼い主さんの中には
「遠くて通うのが大変・・・」
という理由で途中で来なくなってしまう方も・・・。

そんな理由で治療を止めてしまうのは残念で仕方ないです!


☆ポイント2「きちんとした状況説明をしてくれるか?」☆

 あなたが病院にかかる時に、きちんとした説明もなしに
治療されたり、薬を出されたら信用できますか?

私なら絶対に「イヤ」です!!

 もちろんペットの場合も同じです。ペットの代わりに
私たちが状況を把握してペットの状態を良く知る必要が
あります。
 あなたの質問に対してきちんと理解できるまで説明
してくれる獣医さんは信頼できる先生です!!


☆ポイント3「feeling」☆

 最後はズバリ「feeling]です!!

「最後に何じゃそれは!」

なって思わずに聞いてください。
 お友達や知り合いのワンちゃん、ネコちゃんが通って
いてオススメされた病院でも行ってみたら
「何となく合わない」
なんて感じたことがあるかもしれません。
そのまま通うのは辛いですよね!!

 「病院の雰囲気」、「清潔感」など様々な視点から
動物病院を見ることが大切なのです。
 とても有名な病院や腕が良いというウワサの先生が
いても、あなたのペットにそしてあなたにあっている
病院とは限りません。


今回の話を参考にして頂き、あなたが
「TVや本に出ていたから・・・」
などの曖昧な噂に流されず信頼できる病院を見つける
ことができることを心から願っています!

では今回はこの辺で! でわでわ!!

☆次回予告☆

次回はカール姉が体験した
「動物病院で起こった世にもステキな物語」です。
おたのしみに〜
Mar 11, 2005
病院の上手な選び方 Part1
第四話「病院の上手な選び方 Part1」
 
 こんにちわ!!カール姉です。
今回から数回に分けて「病院の上手な選び方」をお送りします。

 ペットを飼っていらっしゃる方にはお馴染みの「動物病院」。
人間と一緒で急な病気でいつ利用することになるか判りません。
そこで一つ質問があります。

「あなたは今通っている病院をどんな基準で選びましたか?」

さあ、この質問にあなたはすぐに答えられますか?
「家が近い」、「近所の評判」、「先生の人柄」・・・などの
様々な理由が浮かんだのでないでしょうか。
しかしここでもう一度考えてみて下さい。

「自分と愛犬・愛猫にとって本当にあった病院なのか」と・・。

 ここで誤解をなさらないで欲しいのは別に不安を誘ったり別の
病院に行くことを勧めているわけではありません。
今の病院を信頼し、満足しているあなたは良い病院・先生に巡り
会えたわけですからその関係を大切にして下さい。

 私が学生の時に実習させて頂いたテレビなどでも有名な病院には
わざわざ飛行機を使って診察を受けに来る方もいました。
この飼い主さんは良い病院選びをしているとあなたは思いますか?

 私は「NO」と断言します!!
(但し地元の病院では扱えない特殊な怪我や病気を除いてですが。)

この場合、確かに有名な先生に診てもらいたい気持ちは判らなくも
ないのですが、もしも急な事故や病気になった時に遠くの獣医さん
の元へ駆けつけることは不可能です。
 その時、行ったことも無い近くの獣医さんに急を要する状態で
今までの病歴などを一から説明しなければならないし、その子の
状態を把握できていない事は病院側としても「大きなデメリット」
になってしまうのです。

 愛犬・愛猫の健康を守るあなたと動物病院の獣医さんが2人3脚で
病気や怪我を理解して治療する事が大切なのです。
そのためにももう一度考えてみて下さい。

「自分と愛犬・愛猫にとって本当にあった病院なのか」と・・。

 次回は「あなたに合った病院選びの大切なポイント」について
お話させて頂きます。

では今回はこの辺で! でわでわ!!
Mar 08, 2005
病院の上手な活用法 Part2 ワクチン
第三話「病院の上手な活用法 Part2 ワクチン」

辛かった寒さも少し緩み春を感じる今日このごろ
皆さまはいかがお過ごしですか?

先日、友人と冬のバーゲン(笑)に出掛けたのですが、
混雑した人込みの中で友人が「具合が悪い」とのことで
途中で帰ることになりました。
その後連絡したところ”インフルエンザ”にかかって
すごい熱が出たようです。

今、話題になっている鳥のインフルエンザも「猛威」を
振るい殺処分という残念な結果となっています。
そこで今回はそんな感染症を防いでくれる救世主である
「ワクチン」について少し触れてみようと思います。

ワンコ、ニャンコを飼われている皆様にはお馴染みの
「ワクチン」ですがほとんどの病院では毎年1回接種を
勧めています。混合ワクチンの種類はそれぞれ違ったり
すると思いますが空気や水などで簡単に移ってしまう
病気が多い中、ワクチンを接種しておくとかなりの確立で
病気にかかる確率が下がります。

でも1回のワクチン代が高額な為、仔犬や仔猫の時だけで
ワクチン接種を止めてしまう方もいますが、先程も記した
通り簡単に移ってしまうものが多い為、いつ病気になって
しまうかわからないのです。

私の経験上からも感染症にかかってから治療を始める費用
とワクチン代を比べてみると

”断然ワクチン代のが安く収まっています。”

可愛いワンコ・ニャンコに辛い思いをさせないためにも
「守り神”ワクチン”を味方につけましょう!!」

※残念ながら「ワクチン」は今の時点では
「万全」ということではありません。
信頼できるかかりつけの獣医さんとよく相談した上での
ワクチン接種をお勧めします。

では今回はこの辺で! でわでわ!!