この写真の中央に薄く高いところがあるの分かりますか?
ここは横倉山のばか試しというところです。
かの有名な牧野富太郎氏がたくさんの新種を発見した山です。
次男が小6の学年行事で、
親子で横倉山へ登ったことがありました。
このばか試しは昔、行者が度胸を付けるための
修行をしたところです。
すごい断崖絶壁で、腰に紐を付けて
飛んで度胸をつけたそうです。
結局、そんなばかなことをするものはいないとったところから、ばか試しという名がついたようです。
近くまでいくとその高さに足がすくみ、修行をした場所までは行ったことがありませんでした。
その日はよいお天気で、遥か彼方まで景色が望め、いつもにも増して怖さがひしひしと伝わってきました。
お弁当を食べて自由にしていると、よそのお母さんが「ばか試しに行ってみよう」って言ったので、
話のネタに近くまで行ってみることにしました。
すると、なんと、うちの次男がばか試しの突先に坐っているではありませんか。体中の血の気が引きました。
落ち着いてみると、ちゃんと研究員さんが子供達がそれ以上前に行かないようにストップしてくれていましたが、体が震えて腰が抜けてしまいました。
「やっぱりヤツはばかだった。」と再認識した日でもありました。
今、その町から隣町に越してきても、こうしてすずの散歩途中にばか試しが望めます。
今では良い?思い出ですね。