私は以前ペットショップで働いていました。
ペットショップといっても熱帯魚や金魚の専門店で犬に関する知識を持ったスタッフは私を含め一人もいませんでした。
しかし、何を思ったか、ペットブームに乗って犬の販売を始めたのです。
店頭に並ぶ犬は全部で4匹、柴犬が1匹。チワワが2匹。チワックス(チワワ×ダックス)が1匹。どの子もでどころのわからないような犬でした。
私はあまりに劣悪な環境で販売されていた子犬達を放っておくことが出来ずにチワックスをやっとの思いでお客様に販売した後、チワワを彼氏の家へ、もう1匹のチワワを実家へ、そして柴犬を彼の実家へ。お給料を店に払い戻し3匹の犬を引き取りその店を辞めました。
そして昨日、彼のママから電話がありました。
柴犬は小龍(コタツ)と言う名前をもらい随分可愛がられていました。しかし小龍がフィラリアにかかっていたことがわかったのです。フィラリアは心臓にまで達し、入院することになりました。
小龍はもうすぐ1歳のまだまだ子供です。強い薬に耐えられるかは一か八かです。もし私がペットショップで働いている時にもっと知識があっら、もっと初期の段階で気づいて上げられていたら・・・。
どうか小龍が無事に退院できますように、元気に帰ってこれますように。