↑↑↑↑手術前のマイティの前足です。爪がよく見えるように指先にバリカンを入れていますが、ちょっと長めです。
↑↑↑↑同じく手術前の後ろ足です。
↑↑↑↑手術後の前足です。携帯で撮影したのでちょっとボケていますが、爪がなくなっているのがわかります。
↑↑↑↑こちらは手術後の後ろ足です。爪はこの状態で見れないほどに短くなっています。
りっちゃんがマイティの去勢手術で麻酔が効いているうちにどうしてもやりたかったこと、それは爪切りです。
犬の爪は爪本体が伸びると同時に血管も同じく伸びるので、血を出さずに爪を短く切るには限界があります。
もちろん血がでると犬は爪切りが大嫌いになり、次回から抵抗するようになります。
しかし、爪が長いことは犬にとって負担のかかるようなことばかりです。
あなたのわんちゃんはフローリングを歩く時、チャカチャカと音を鳴らしていませんか?
そのチャカチャカが犬の股関節を痛める原因になっているのです。
それに目や耳、体が痒いとき、その長い爪でガリガリ掻いてしまっていませんか?
犬の皮膚は非常にデリケートです。そんな風に掻いていては余計に傷を増やして悪化させるだけです。
今回、麻酔が効いていることもあって、マイティは爪を根元から切りました。
もはや爪はみえません。
ショードッグなんかはこのように根元から爪を切っています。
こうすることによって、足の握りが良くなり歩行が軽やかでスムーズになるからです。
しかしショードッグは赤ちゃんのころから爪を短く短くしているので、
血を出さずに、または血が出ても、それに慣れているから爪切りを嫌がることはありません。
しかしペットとして暮らすわんちゃんにとって爪は切らないとどんどん伸びてきます。
どんどん爪が伸びると言うことはどんどん血管も伸びているわけです。
ですから、血を出すような爪切りを一度しない限り爪を短く保つことは不可能なんです。
そこで、麻酔が登場します。
麻酔が効いているとき、犬は痛みを感じません。
そこを利用して去勢や避妊手術の際に爪切りや抜歯、歯石除去を行うのは大変合理的です。
今回はりっちゃんが自ら爪切りを行いましたが、もしわんちゃんを去勢・避妊手術することがありましたら、先生に「爪を根元から切って下さい」とお願いしてみてください。
爪切りは麻酔が効いていない状態のわんちゃんでも行うことは可能です。
しかし、そう言ったわんちゃんは次回から一生爪切りが嫌いになってしまいます。
一度短く切られた爪の血管は次回からの爪切りではその状態で短く保つことができます。
と言ったわけでマイティが歩く時、もうチャカチャカと音がしなくなりました(感動)
体が痒いときも、爪で皮膚を傷つけることはありません(感無量)
わんちゃんが快適に過ごせるように、麻酔をかける時がありましたら、
是非、爪切りすることをオススメします。
とっても大切なことです。