犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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飼育のウソ、ホント

飼育のウソ、ホント(正しい飼い方Q&A)
Q1、犬はたびたび洗うもの?

人ほど体温調節機能がありませんので、相当の体力の消耗にもなり、たびたび洗うのは体にもあまり良くないようです。また皮膚を培菌から守る天然の保護膜である体の油分も取れてしまい、湿疹が出やすくなってしまうこともあります。また市販のペット用シャンプーの中には、殺虫成分や合成洗剤のようなものが含まれていることが多く、皮膚や体にも良くありません。しょっちゅうシャンプーをしてアトピーになってしまう事もあります。シャンプーもフードと同じように天然で無添加のものを選びましょう。
お手入れは、出来るだけこまめにブラッシングする事です。長毛種の場合は時々ブラシにホホバ油をつけて、油分を補ってあげても良いでしょう。うっかりすると毛玉が出来てしまうので、早い内にほぐすか、カットしてあげましょう。


Q2、犬や猫は寒さに強いって本当?

いいえ、人ほど体温調節機能がありませんので一般的に寒さ、暑さには弱いです。夏は日陰で掘った土で体を冷やす必要があります。(だから、夏の暑い日、犬はよく穴を掘るのですね。)冬(特に夜)は場所や犬種にもよりますが、15キロ未満の動物には湯タンポやペットヒーターを与えてあげた方がいいでしょう。外で飼われている犬も出来るだけ夜は家の中に入れてあげて下さい。


Q3、室内飼いしたいのですが、夜は外に繋ぐ方がいいのでしょうか?

いいえ、逆です。トイレが心配なら、寝る前にトイレの習慣をつけます。室内にトイレやペットシーツの場所を設けるという方法もあります。普段屋外で飼われている犬でも、夜は出来るだけ玄関先など、室内に入れてあげて下さい。特に冬場は子供の犬は必ず家の中に入れましょう。逆に暖かで穏やかな日中はビタミンD不足にならないように日光浴させてあげたいものです。
また犬は集団の一員として生活を営む動物です。ですから番犬として飼われるより、家族の一員として家族と同じスペースで飼育する方が望ましいです。
よくある1匹でポツンと庭で繋がれて飼われている状態は、犬にとって家族という群れから排除された状態に感じられ、そういう飼い方は精神的な虐待になると言われます。
動物を隷属するものとして捉えるのではなく、動物と人間が家族として、また、対等なパートナーとして共に生きていける世を目指し、番犬のような飼い方を少しずつ日本から減らしていきたいものです。
それがどうしても無理で外で飼う場合でも冬や夜は家の中に入れるようにして下さい。
家が汚れるからとか、狭いからと言われる方もいますが、人間の子供だって汚します。犬は置物ではありません。感情ある生き物です。家族として共に生きていく気持ちも持てず、こういった世話も出来ないのであれば最初から飼わないで下さい。

Q4、不妊手術は生後2ヵ月が最適って本当?
いいえ、基本的には生後2〜3ヵ月でも手術は出来ますが、動物の体の事を考えると生後7〜9ヵ月位が最適です。
猫の場合、外国では生後2ヵ月〜5ヵ月で不妊手術を行なう事もあり、近年、日本でも早い時期の手術を勧める愛護団体や獣医も出て来ています。確かに、生後2ヵ月でも手術を行なう事は可能でしょうが、人間で言うとまだまだ5才〜8才の小学生位。体の負担や将来への影響を考えると、いくら大丈夫と言われていても、不妊ばかりを優先に考えての早い時期の手術には全くの不安がないとも思えません。ですから、私達は、安易な早い時期の不妊手術には反対です。只、日本の猫でも早熟な子は居ます。5ヵ月位で生殖能力が出来上がる子もいますので、その個体に合わせた手術の最適時期を獣医さんと相談してみると良いでしょう。

Q5、不妊手術は1回経験した後の方がいいって本当?
いいえ、体が大人になって、精神が大人になりきっていない生後7〜9ヵ月の間が最適な時期です。手術の時期が遅れて1度でも性的な気持ちを経験してしまうと、その後手術をしても、性的欲望が残ってしまう場合があります。そうなるとそれが相当のストレスになってしまう事もあるので、適切な手術時期を獣医さんとも相談して下さい。

Q6、子犬や子猫が産まれたらいつ頃親元から離せばいい?
本来であれば、生後4ヵ月位までは、親は子育てをするものです。その間に子供は母親のお乳から免疫をもらいます。危険な事やルールなど教わらなければならない事もたくさんあります。そうして一人だちしていくものですが、子犬や子猫を里親に出そうとすれば4ヵ月では大きくなりすぎてもらいてが付きにくいという事があります。育てやすさの面でも、生後4ヵ月すぎの方が体力も付いているし理解力も出てくるので楽なのですが、なかなかそうもいかない場合が多いです。状況が許すならば、せめて3ヵ月までは親元に置いて下さい。それが出来ないのなら始めから産ませるべきではありません。仕方ない状況は別にして、生後1ヵ月以内で親から離すのは、限りなく虐待に近いという事も理解して下さい。

Q7、人間の食べ物よりペットフードの方が栄養が偏らないって本当?
不自然な加工食品であるペットフードは、体に有害な添加物なども含まれている場合が多く、これらが腫瘍や膀胱炎、腎臓病の原因になっています。確かに、栄養バランスは整っているかもしれませんが、それは、科学的に合成された栄養であり体に吸収されにくいばかりか、長期にわたっての摂取は副作用がでる場合だってあります。あげるなら無添加で天然の材料を用いて作られているオーガニックフードを選んで下さい。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q8、ペットフード以外の場合、何を食べさせたらいいの?
人間とは中毒を起こすものが違うので注意が必要ですが、スーパーマーケットで売っていて、人間が食べているものであれば大抵まかなえます。人よりライフサイクルが短いので、成長促進剤を使った輸入肉や防腐剤入りの加工品は与えないで下さい。まれに米アレルギーの動物もいますが、大抵は白米飯を主食にするのがベストです。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q9、猫にもワクチンがあるって本当?
何十年も前からあります。病気を予防する上でワクチンは有効な手段でしょう。
しかし、ワクチンの中には重篤な副作用の起こりやすいワクチンもありますので、飼い主さんも獣医さんと充分お話し合いをされて、自分の猫に安全かつ最適なワクチンを選び、上手にワクチンを利用していきたいものです。またワクチンでは防ぎきれない病気もあります。猫エイズや伝染性腹膜炎などです。もとは輸入動物から持ち込まれたと言われていますが、現在全国的に蔓延してきており、都市部ではキャリアの猫も多く見受けられ、猫にとっての新たな脅威となっています。また猫白血病も、猫エイズや伝染性腹膜炎と並び増えてきた病気です。稀にこの白血病予防ワクチンによって発病したという例もあり、接種にあたっては注意が必要です。
(★詳しくは「飼い主のための獣医療」のワクチンの項目を御覧下さい。)

Q10、蚊にかまれなければ、犬にとって致命的なフィラリア症にはなりませんか?
どうやって蚊にかまれなくするのでしょう?網戸や蚊取り線香が必ずしも完璧だとは言えません。今はフィラリア予防の薬もちゃんとあり、シーズン中、月1度飲ませるだけで、確実に過去1ヵ月に体内に侵入したフィラリアを駆除することが出来るので、必ず、投与してあげて下さい。これ以上、体内のフィラリアを増やさないため、直ちに対処することが大事です。

Q11、蚊取り線香は犬の体に有害ですか?
有害です。体内の酵素が人間とは違うので注意が必要です。犬も蚊に刺されれば当然かゆいです。ストレスや皮膚炎の原因になることもありますから、近くに置いて蚊が寄ってこないようにするのは有意義ですが湿っけた日は消えてしまいますし、散歩の時蚊取り線香をくっつけたまま歩かせるなどということができるでしょうか?あまり役に立たない上に不確実で有害で費用や手間も案外かかる蚊取り線香に頼りすぎるのは感心できません。蚊よけなら、動物に無害で蚊の嫌う物質(ハーブなど)を使う方がいいでしょう。

Q12、初めて飼うのですが、何か月位の子犬が飼いやすいですか?
御家族に飼育経験があれば子犬でも構いませんが、飼育経験の無い方は、体得すべき動物への接し方自体が分かっていないので、最初の一匹目はしつけや訓練をした成犬を動物愛護団体等の指導の元に飼われることをお勧めします。

(以上「シロの家」ネットワーク制作資料を一部参照)

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載させて頂いております

 

  

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

 

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