犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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飼 育 基 礎 知 識

 飼 育 基 礎 知 識 

ペットも飼い主もしあわせになるために次のことを守りましょう


犬を飼い始めたら
○犬を飼うには登録と狂犬病予防注射が義務づけられています。
登録・・・生後91日以上の犬は生涯に1回行います。
狂犬病予防注射・・・生後91日以上の犬は毎年行います。
※犬の登録は平成7年度より生涯に1回の登録となりました。
○飼い犬が死亡したり、飼い主が変わったり、住所が変わった場合は届け出が必要です。
※これらの届け出を行わないと、法律により罰せられます。



飼い犬・飼い猫の不妊・去勢手術について
手術の時期・・・生後7ヶ月から1年未満が最適です。
※但し、体の成長の早い、遅いには、それぞれ個体差があります。基本的には、体がだいたい出来上がる生後7ヵ月以降から9ヵ月頃の手術が理想ですが、性的な発育の早い子などは7ヵ月目では遅い場合もありますので、状況や個体に応じて、動物病院で手術の時期を相談して下さい。
(生後半年までの早い時期での不妊手術も可能であり、体が成長するまでの早い時期の手術を勧めている動物病院や団体もありますが、長期的にその子自身の体の事を考えると、安易に早い時期に手術を行なうのはあまり好ましくないと思います。又、妊娠中や、発情中でも手術は受けられますが、体への負担が大きいので手術にはリスクも伴います。いずれにしろ動物病院でよく相談するようにして下さい。)



フィラリアの予防をしよう
フィラリア症とは・・・フィラリアが蚊を媒体として犬の心臓や肺動脈に寄生しておこる病気。
感染経路・・・蚊がフィラリア感染犬の血を吸い、ミクロフィラリアが蚊の体内で幼虫となり、その蚊が再び犬を刺して犬の体内に入り、成虫となって血管を通して心臓に寄生する。
予防するには・・・内服薬を月1回(毎年5月から12月頃まで)飲ますことで防げます。
※地域によって差があります。

フィラリアはかつて犬にとっての脅威でした。予防薬が出来るまではフィラリアによって命を落とす犬は大変多いものでした。しかし今は1ヵ月に1回の予防薬の内服でフィラリア症を防ぐことが出来ます。
犬の飼い主さんは絶対に忘れずに愛犬のためフィラリア対策を行なって欲しいと思います。
1ヵ月分予防薬を飲ますのを忘れたため、フィラリアに感染してしまった、という例もあります。
1度感染してしまうと、命の危険に晒されるのは勿論の事、駆虫には体にかなりの負担がかかります。
フィラリアを殺してしまうことで死骸が心臓や肺の血管につまり危険な状態になることもあるため、状態を見て獣医さんが判断しますが、虫を落として(殺して)しまうことが出来ない場合は、予防を行ないながら自然に虫が死んで体の中で吸収されていくのを待たなければなりません。完治するまで時間もかかり、その間、犬も体力的に苦しみますし、完治するまでに命を落としてしまう場合もあります。
きちんと予防しなかったがために、落とさなくても良い命を落とすことになってしまわないよう、また感染によって苦痛を負わせないよう、飼い主さんは獣医さんの指導の元、フィラリア予防を行なうようにして下さい。
フィラリア薬は体重によって値段が変わりますが、大きい犬になるほど値段は上がります。
動物病院によって使用している薬も違い、値段も差があるでしょうが、ゴールデンレトリバークラスで1ヵ月2000円から3000円位です。
高いから、と言って予防をさせない人もいますが、必要最低限これだけは行なって欲しいフィラリア予防の、この費用さえ出せない人は最初から犬を飼うべきではありません。
また室内飼いだから、という人も居ますが、散歩の時は外にも出ますし、家の中にも蚊は入ってきます。絶対に蚊に刺されない生活を送る事は不可能です。蚊取線香だけでフィラリアの予防は出来ませんし、蚊取線香や電子蚊取器は動物にとっては害です。散歩の時も四六時中犬に蚊取り線香をぶらさげさせる訳にも行きませんので、室内飼いであろうとなかろうとフィラリア予防は必要であることを理解して頂きたいと思います。
しかしそのフィラリア薬も種類によっては副作用の強い危険な薬もあります。
予防のためフィラリア予防薬を愛犬に内服させるのは当然ながら、飼い主として安全な薬を選ぶ必要もあります。
現在一般的に広く流通し使用されている薬が比較的安全なようですが、飼い主さんも獣医さんに薬の説明を求め、相談の上安全性の高い薬を選んでもらうようにして下さい。当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも今後取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。



ノミ対策をしよう
ノミは一度大発生をすると駆除するのが大変です。したがって、ノミ対策は春ごろから始めるのがいいでしょう。
ノミによる被害・・・ノミが血を吸うときに唾液を動物の体内に注入するためその反応としてかゆみが生じます。また、アレルギーとなり、皮膚炎を起こすこともあります。※人間にもうつることがあります。
身体をなめることで、ノミを食べてしまい、瓜実条虫の感染にもなります。※便に白い米粒の様なものが見られます。

ノミ駆除薬のいろいろ錠剤、液体、スプレーなどいろんな種類があります。また首輪タイプのものやシャンプーもあります。
どれを使えばいいかは、ノミの発生状況や飼育環境によって違ってくるので、動物病院で選んでもらうといいでしょう。
しかし駆除の薬やシャンプーは犬や猫の体にもあまり良い事はありません。中には重篤な副作用が起こる例もあります。また長期にわたって使用することに不安も感じます。
ノミ・ダニなどが嫌がる匂いで寄って来させなくするハーブなどがありますが、薬と違い完璧ではない場合もあるかもしれません。しかし、害もないので安心して使うことが出来ます。また、普段から無添加のオーガニックフードを食べていれば、害虫が寄ってきにくいと言いますので、状況に応じて体に負担の無い上手な使い分けをしたいものです。
(当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。)



高齢期をむかえて
小さかった子犬や子猫もやがて大きくなり、飼い主より老化が進みます。医療の発達や、食事の改善などでペットも高齢化が進んでいます。それにともなうのが、病気や世話の問題です。だからと いって、捨てたり、安易に安楽死をしたりするのは決して許されることではありません。ペットを飼うときは、その時のことも考慮した上で飼いましょう。一度飼った以上は最期まで看取るのが飼い主の責任です。


犬猫カレンダー
犬猫の年齢を人間に換算してみると...

 【犬猫】・・【人間】・・【行動や特徴】
生後1ヶ月・・・1歳・・・よちよち歩き、そろそろ離乳
2ヶ月・・・3〜4歳・・・しつけもこの頃から始める
3ヶ月・・・5〜6歳・・・社会化に最も大切な時期
4ヶ月・・・7〜8歳・・・この時期までの経験が一生を決める
6ヶ月・・・9〜10歳・・・乳歯から永久歯に生え変わる頃
7ヶ月・・・11歳・・・1回目の発情期を迎える
8ヶ月・・・12歳・・・すこぶる成長がみられる頃
9ヶ月・・・13歳
1年・・・16歳・・・成犬、成猫と呼ばれる頃
2年・・・23歳
3年・・・28歳・・・落ち着きがでてくる
4年・・・32歳
5年・・・36歳
6年・・・40歳
7年・・・44歳・・・高齢期と呼ばれる頃
8年・・・48歳・・・身体の衰えが始まる
9年・・・52歳
10年・・・56歳
11年・・・60歳
12年・・・64歳
13年・・・68歳・・・白内障などが出てくる頃
14年・・・72歳
15年・・・76歳
16年・・・80歳
17年・・・84歳
18年・・・88歳
19年・・・92歳
20年・・・96歳
※犬と猫、またはその種類によって若干違いはあります。

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載いたしました

 

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

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