太郎、雨が降り続くね。
昨日、君の兄弟子と、君が仙人犬として過ごす山へ行ったけれど、わかったかい?土曜か日曜に行くつもりだったけれどね、「太郎のところへ行ってみようか」「行こうか」で話が決まって、急に行ったんだけど。途中で、迷ったなあ。だが、もう大丈夫だよ。道は解ったからね。おじさんが、きちんとお菓子を供えてくれて、お花を一杯挿してくれて、お線香を立ててくれていたしで、きちんと管理してくれているのだと安心しましたよ。
でもね、あそこへずっと居なくちゃいけないわけではないんだからね。家へ飛んで帰ってきなさい。(すでに帰って来たかもね)
太郎。昨日は天気が良かったから、ここで皆と遊んだらいいんだと思ったけれど、こう雨が続くとねえ、君は雨が嫌いだったから、寒いし、寂しいだろうと思っちゃうんだよ。
みんなは、君のことをずっと思っているからね。安心しなさい!