対外的には、忍者犬として番犬として、しっかりとした、余所者が敷地内に入ってこようとすると良く吠える気が強い犬だと思われて居rたが・・・・・。君は決して気が強い犬ではなかったよね。気が小さいというか、気が弱いというか、いつも師匠に怒られていたね。
散歩の途中、
大きな犬や気が強い犬に吠えられても、押し黙ったままで、一度も吠え返せないと、師匠はいつも「ふがいないやつだ!」と怒っていた。
そうだ。私が君と散歩に行き、スーパーで買い物をするのに、柱にくくりつけて店に入っても、すぐさま「わんわ〜ん。わ〜わ〜!」と泣き叫んだね。ほんとに気が細い奴だった。
「太郎!誰があんたを置きっぱなしにしたことがあるよ!ええ?!ちょっとの間だけでも、じっとご主人様を待つということは」できないのかね?!」と怒る羽目になったよね。
君が吠える時は、家に居る時。玄関前の自分の犬小屋に居る時だった。そうだそうだ。自分のテリトリー内を他の者に侵されることには、怒っていたんだよね。