昨日の大阪は午後から大雨・・・。でも今日は曇りのち晴れとなりました。
夕方は少し曇っていたのですが・・・何と私、散歩で軽い熱中症になったかも・・・(−−;
皆さん、晴れていなくても気をつけましょうね・・・♭
さて、今朝の新聞:大阪版の記事で「里親を求めてイギリスに旅立つ犬」のことが載っていました。
大阪のNPO「アニマルレフュージ関西」という保護団体が以前から進めていたものです。実は別件のことでここを知った時に渡航費用等をチャリティーで募集していてたので知っていたのですが、明日関西空港から飛び立つそうです。
(さりげなくバックが関空の写真を使用←ブレてますけど)
なぜわざわざイギリスまで・・・と思われる方が大半かもしれませんね。日本で洋犬が人気なように今海外では日本犬に注目が集まっているそうです。それもあり日本犬のミックスである子でかなり厳しい審査に合格した子たちが「日本の現状」を海外で訴える意味も兼ねて旅立つのだそうです。
日本の動物の現状を海外から知る・・・近い将来そういうことになるかもしれませんね・・・。
ちなみに豆知識として・・・。
人が渡航するように動物も簡単に渡航できると思いますか?
答えは「NO」です。
日本は人にはパスポートを発行しますが動物にはありません。ですから海外で受け入れてもらうためには現地の検疫をはじめあらゆる審査・検査に合格しなければいけません。勿論、マイクロチップは必須です。
ここまではよく知られていることですが、少し裏事情を・・・。
人は搭乗手続きをして税関審査を通って時間が来れば搭乗します。その間長くても3時間はかからないでしょう。
でも動物は・・・。飛行機の出発時間にも寄りますが逆算をしていくと飛行機に載せるまでの航空会社倉庫での待機時間が最低でも2時間、それまでに動物検疫の許可をもらってから輸出申告、許可を受けなくてはいけません。それまでは申告する業者の倉庫で待機です。そしてその申告をするために業者の倉庫で輸送されるために必要な準備が必要です。これを時間にすると最低でも半日はかかるかと・・・。仮にこれが早朝から午前中に出発する飛行機であれば前日の夕方までにこれをしなくてはならないことに。
ということは・・・犬はケージに入れられたまま長時間見知らぬ倉庫で過ごすことになります。勿論エサ・水はあげてくれます。
でもこの業者の倉庫に入ってからは飼い主は一切立ち入ることはできません。
ちなみに倉庫内、航空機搭載に関してはケージはパレットに載せられフォークリフトで搬送されます。すべてを考えると・・・かなりのストレスですよね・・・。
ここで事前の不十分な下調べで書類不備なんてことになれば丸1日以上延期されることにもなります。
今は子犬を輸入する規制ができたのでなくなったと思いますが、これと逆の状態におかれた子犬たちをよくみかけました。
一つのケージに3〜5匹ぐらい入っていたりもしました。それは「求める人々」があるから輸入されていたわけですが・・・海外の人はどう思っていたのかな・・・と今更ながら考えてしまいました。
(現地での手配も買い付けた日本の業者がやっていたのですが)
このイギリスへ渡る犬たち・・・。ここに来るまでも大変な道のりだったと思います。そしてまたイギリスの地を踏むまでも・・・。
裏を知っていると何とも複雑な気もしますが元気で幸せな生涯を送って欲しいと願わずにはいられません。