日曜日夕方の散歩は少し遠出して、沼がいくつもならぶ散策路へ。今日は夏休みで遊びにきている甥っ子のトシ(中1)もいっしょだ。
なぜかアクシデントが連続する。
◇トシのビーチサンダルの花緒が切れる。
山道行くのにビーサンとは、なめてないか?
◇以前は通れた道が、草が生い茂るジャングルになっていて
進むのを断念。引き返して迂回する。
(写真右:ジャングル道で、ななも不安そう)
◇ななママの髪の毛に、大きなクモがひっかかる。彼女は蜘蛛が大の苦手。悲鳴がきこえた。
だんだん日が落ちてきて、沼のほとりを通るとき「ヴモォ〜 ヴモォ〜」ウシガエルの鳴き声が聞こえてきた。何匹もいるようだ。トシが石を沼に投げ入れるとまた鳴き声が返ってくる。その異様な鳴き声に臨戦態勢に入ってしまったななが、リードを引っ張る引っ張る。沼の方へ降りていこうとする。(写真左)「だめ〜!! ウシガエルに食われちゃう〜」
沼を背に数十メートル歩くと、「後ろからヘンな気配がする」とトシが不安な表情でうったえた。霊感があるのだろうか?子どもにはキツかったか。あたりはもうかなり薄暗くなってしまっている。「完全に日が暮れる前にここを出よう」
携帯電話のわずかな光で足元を照らし、最後の急な斜面を登って舗装道路に出た。「こんなにたいへんな思いをしてまで、散歩に行かなくてもいいのでは?」みんなの気持ちは、たぶん同じだったのではないだろうか。ちょっぴり恐かった…夏のサバイバル散歩でした。