話題の映画『狩人と犬、最後の旅』をみてきた。北米ロッキー山脈に生きる《最後の狩人》と呼ばれるノーマン・ウィンター。彼とその愛犬であるシベリアンハスキーの感動的な物語。
『狩人と犬、最後の旅』公式サイト 「絶対泣く」と思ってたけど、泣かなかった。泣かなかったけどすごくよかった。心が洗われた。満足度高し! エンドロールになっても一人として席を立つ者なく、皆余韻にひたっていた。
劇中、狩人としてのノーマンの言葉にこんなものがあった。
『人間には自然界の調和を保つ責任がある』
『死とは命を受け渡していくことだ。命あるものは必ず死ぬ』
その言葉に感銘を受けたななパパは、劇場の暗闇の中でメモをとった。
映画館のロビーには写真付きのパネルが展示してあり「コミュニケーション」と題する一角にはこんな文章が添えてあった。
『犬との付き合いの基本はほめること。心が通じていないと、いざという時に言うことをきかない。褒め言葉は“Good Boy!”』
心がドキッとした。最近、ななのこと、ほめてないなぁ…。2年半くらい前、ななと暮らしはじめてすぐに通ったしつけ教室。よくできたら、いいこだったら“犬を褒めなさい”と教わった。「叱るのではなく褒めること」これで犬は成長する。
しかし“褒める”って照れる! 特に男親は。私は褒めるのが下手だと思う。がんばって褒めねばなるまい! (ちなみにななママは褒めるのがうまい。「上手におしっこできたねぇ」「おりこうさんだねぇ」等々…、ななが“かわいい”というそのことだけでも褒めますから…)
極寒の地で大自然と対話しながら生きている狩人と、彼らの生活に欠かせない存在である犬たち。信頼と友情の絆で結ばれたパートナー。アウトドアブランドの服をファッションで着ているななパパと、散歩で「こっちの道は行きたくないよ〜」と駄々をこねるななとは、次元が違うんだ。比べることさえおこがましい。しかしこの映画をみて「ななを賢く育てよう。ななとの絆をもっともっと深めたい」という新しい気持ちが生まれました。