ちっちゃな美人のくいしん坊

4本の脚を失った犬の話
1181872427975902.jpgすべての脚を失った捨て犬の涙と笑いの11年
『障害犬タローの毎日』(アスペクト)

「この犬はそんな体で生きているのか…」書店で手に取った一冊の本、そのタイトルとカバーの写真は衝撃的でした。尻尾と両耳と4本の脚がない犬の話。未読の本が山積みの私には珍しく、買ったその日に読み終えました。どんだけたいへんな話なんだろうなぁ…と思いながら読みはじめたのですが、重度の障害をおった体でたくましく生きているタローの姿にくすっと笑い(例えばすごいわがまま!)、目頭が熱くなりながらも心があったかくなりました。タローの存在がまわりの皆に元気を与えている。タローとの出会いは飼い主である獣医師の生き方も変えてしまった。昨今のペットブームの問題や子どもたちのいじめの問題、いろいろなことを考えさせてくれます。

お寺に捨てられていたときの話からはじまり、原因不明の難病で尻尾と両耳、そして4本の脚を失う。《安楽死か切断か》切断すれば命は救える。いっしょに暮らす他の犬や猫とのふれあい、極端に短くなった脚で器用に体をもちあげてマーキング…現在に至るまでのタローの生活が、とてもていねいな文章と、ひと見開きごとにはさまるカラー写真でつづられています。元気をもらえた、とてもいい本でした。
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この記事への返信
良い本に出会いましたね!
ぜひ読んでみたくなりました。昔、家で飼っていた太郎と同じ名前なのね!
Posted by 田舎のおばあちゃん | 2007/06/30 17:07:09
先ほどのNHKの放送、観ました! 教えてくれてありがとう。
動いている太郎クンを、みることができた! 獣医師の小森先生って、こんな人なんだ…
本は現在4万部。  翻訳されて台湾でも出版されるようですね。
Posted by ななパパ | 2007/07/09 14:40:43


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なな

2003年9月生まれの女のコ。笑うとこんな顔。

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