妻と結婚する前に行った熱海への旅行の途中、電車の中で服を着たミニチュアダックスフンドに会って、「いーなー、かわいいなぁ」と思ったけど、残念ながらうちのグリアに着せることはないだろうと思い込んでいた。なにせ
体が既に布地だから。にもかかわらず写真にあるようにグリアは服を着せられることになるのである。前に関根勤がテレビで「あれ汚れると大変だから着せるんだよ」みたいなことを言っていたけど、もちろんグリアはほぼ完全な室内犬なので汚れる心配も寝ているときの僕のよだれくらいしかない。
ならどうして着せているかというと、これはもうただの親ばかでしかない。この前、府中でTOHOシネマがオープンしたから早速行ってみたのだが、そこでプレミアスクリーンとかいうなんやらすごそうな(実際すごい)スクリーンがあって、それがキャンペーンで安く観れるというので入ってみた。やってた映画は「いぬのえいが」。CMで97%が泣いたとか、そんなほぼ満点に近い数字を出している映画である。実際どうなのかというと、そのとおり。
残りの3%の人、よく耐えれましたね。あれまずいよ。泣くよ。付き合いたてのカップルは行かないほうがいいですよ。男も泣いちゃうから。で、触発された僕たちは、帰りに早速グリアに服を買ってやり、かえって早速着せてやったのである。今度また新しいの買ってやりたい。
「いぬのえいが」はかなりきます。ザ・ガマンで勝ち残れるくらい我慢強くないと耐え切れません。ポチやアニメを切り抜けても最大最強の“まりも”にやられるでしょう。この映画をプレミアスクリーン(これはまじですごい。飛行機のファーストクラスより豪華。全然お尻痛くならなかった)でやるのはなかなかの気遣いである。プレミアシートは豪華なので終ってもすぐに追い出されないので涙を乾かす時間があるのである。