前回白玉団子のときには「くにゅくにゅしすぎ」とかなり不評のうちにその幕を下ろした手作り和菓子だったが(いざ食べてみると食べれないことはなかった)、そんな過去にはいっさいめげずに今回はわらびもちづくりに挑戦しました。文面で読んだ限りのレシピはこの通り。1)わらび粉130gと水520cc、それにお好みで砂糖を入れて混ぜる。2)中火にかけて白濁した液が透明になるまで加熱する。そのさいに焦げ付かないように手早く混ぜる3)バットに移して冷やす。
それだけである。楽勝じゃん。グリアに手伝わせるまでもない。まず混ぜて、中火で暖めていきます。焦げないようにも何も液体を混ぜるなど雑作もない。それにしてもなかなか透明にならないね。本当に透明になるのかしらん、とそう思っていたときである。
おっ、重い!、混ぜている木のしゃもじが重い。なんじゃこりゃ? しゃもじになんやら透明の物体がくっついてみるみる大きくなっていく。なんと、
液体が透明になったところで冷やせば固まると思っていたのに、なんとこいつ固まりながら透明になるのだ。重い、ねちゃねちゃする。
グリアを呼んでみても昼寝してて見向きもしない。絶体絶命である。くっ、いったいどうすれば…。危ないところだったが妻の「鍋を火から遠ざければいいんじゃん?」という神託に救われなんとか焦げずにすみ、透明になった物体を冷やしてみました。
グリア先生、いかがでございましょう? 前と比べ評判も上々なので、さっそくきな粉と黒蜜で食べてみました。美味しい。くにゅくにゅして冷たくて夏の味です。ほらグリア、やればできるだろ?