本来であれば犬は雑食とはいえどちらかといえば肉を好むということだが、
グリアは体質的に食べ物にはこだわりはないので、グリアの食は僕たちの好みに大きく左右されることになる。さて、ではうちは魚派か肉派というと、どちらかというと魚派だと思う。もちろん肉が嫌いな訳ではなく肉も食べるのだが、肉というものにあまり知識がない。たぶん僕には丹波牛とか松坂牛の味の違いは分からないのだ。ぜいぜい僕に分かるのは、牛、豚、馬、鶏、猪、鹿、羊、ハム、ソーセージ、エミュー、カンガルー、ワニ、くらいである。それもたぶん見た目だけでは難しいと思う。だいたい東京に来るまで僕は焼き鳥につくねや軟骨といった種類があることすら知らなかったのだ。それに比べ寿司屋に行った場合、僕はかなり魚の種類を見た目だけで判別できるし、見た目から味が想像できる。さらに
8割の魚については水族館で泳ぐ姿を見るだけで味が想像できる、というか涎が出る。
今日は妻がまぐろ尽しを作ってくれた。魚好きにとっては本当に有り難いことである。あと冬といえばブリなんかも美味い。ブリ大根とはまさに冬のための料理なのである。
そういう僕たちもクリスマスには肉を食べる。
僕たちが食べにいくのは七面鳥ではなくワニ(予約済み)なのだが妻とグリアは初めてらしく、僕も久しぶりで大変楽しみである。