今日は調子が良いので、姉と甥のたっくんと一緒に公園に行った。
お弁当を広げ、目の前には芝の広いグラウンド、青い空・・・。
うっとりするような平和な昼下がり。
すると、突然「あ〜!犬が捨てられてる〜!!」の声。
びっくりして振り返ると、蜂のようなTシャツの少年達がゾロゾロやってくる。
ラグビー少年???
っていうか、どう見ても捨て犬じゃないでしょ!!!
そんな事を思いながら様子を見ることにした。
少年達はかわいい〜〜〜とぷ〜をなでたり、呼んだり楽しそう。
一人が、「ジャミー」と呼んだ。
するとみんなが「ジャミーおいで〜」と口々に呼びはじめた。
・・・・ぷ〜なんですけど・・・・
子供達の可愛がりはさらにエスカレートし、お座り!!伏せ!!とか
木を投げて、取って来い!!とか要求は高まるばかり。
日頃従順ではないぷ〜が、こんな時に限って言う事聞いてるから悔しい。
途中で、優しく「ぷ〜ちゃんっていうのよ。子供だから可愛がってやってね。」と声をかけてみた。
すると、「ブーちゃ〜ん」と一人が呼び、そしてだれかが「ブータン」とあだ名をつけた。
もちろん子供達はこぞって「ブータン」と呼び始め、もうそれを止める気にもならなかった。
かくしてブータンは子供にもみくちゃにされ、しまいにはグラウンドを何周も走らされる羽目になった。
リードは色んな子供にバトンタッチされ、「次散歩したい人〜〜!!」とリーダー格の子が人を募っていた。見ている方は気が気でなかったが、追っかけるには広すぎた。
遠くから、子供の叫び声が聞こえハッとすると「うんこした〜〜!!」と言っていた。
よりによって、なんで今するのか・・・仕方ないので、しぶしぶ遠くまで拾いに行った。
やっと練習が始まってくれて、ぷ〜は解放された。
子供は口々に「後でね〜」とか、「待っててね〜」とか言ってグラウンドに走って行った。
ぷ〜にとっては散々な一日だったが、子供達は体一杯かわいがってくれた。
子供は素直でかわいいな〜、と思えたいい日だった。