ぷ〜は私が大好きだ。
うぬぼれではなく、多分間違いないと思う。
それを感じる、ひそかな楽しみがかくれんぼである。
家は田舎で天然のドックランの様な場所はたくさんあって
夜、散歩に行くとリードを離してやる。
無論、ぷ〜は大喜びで転げまわって私を置いてどこまでもダッシュしていく。
どんどん離れているのを見計らったら、私はさっと物陰にかくれて息をひそめる。
しばらくしてぷ〜が振り返ったときには私の姿はない。
「!!!!!」
慌てふためき、右往左往するぷ〜。
ダッシュで、今来たとこや周辺を捜索している。
その姿と来たら、可愛すぎて笑いをこらえなくちゃならないほどだ。
今までの喜び勇んだ走りとは明らかに違うあせりがうかがえ
だんだんと寂しげな背中になってきたら
「ぷ〜!!!」
と両手を広げて呼んであげる。
「あああ〜〜〜!!!(涙)」
と、言いながら(多分言ってる)泣きそうになりながら猛スピードでやってきて
「バカバカバカバカ〜〜〜〜!!!(涙・涙)」
と飛びついてくる。
その嬉しそうな顔ときたら、犬とは思えないほどだ。(上写真)
これがかわいくて、たまんなくてぷ〜を思い切りハグハグしてやる。
人が見たら、大げさな舞台役者のようだろう。
ぷ〜にとっては、孤独と不安のひと時なのかもしれないが
もう私にとっては至福のときなのである。
やみつきだ。
ひどいときは、ついついかくれんぼを8回もやってしまって
ぷ〜も最後はあきあきしていた。(感動も薄め)
最近は私がすぐいなくなるのを悟ったのか、なかなか離れようとはしなくなった。
それでもどうにか、すきを見つけてはかくれてみるが
匂いをたぐってすぐに見つかってしまう。
ちっ!つまんない。賢くなっちまったもんだね。