ミッキーはすくすく成長している。
その証拠に、泣く声が以前と比べ物にならないほど大きくなり、時にはおやじの怒鳴り声くらいになっている。
怒鳴り声に加え、足を激しくばたつかせ
どれだけ自分が不満を持っているのか、を表現している。
あまりの激しさに、来ている服ははだけきって終いにはくしゃみをしている。。
ミッキーが我が家に来てから二週間半。
「ぎゃ〜お〜〜〜」の泣き声に最も迅速に反応していた家族。
それはぷ〜だった。
「うきゃ、うきゃ・・・」
の助走が始まると、さっと現れジーっと見つめる。
「ぎいいーーーーーーー」
と勢いが付くと、ちょっとソワソワ・・。
兄として何ができるのか、考えているのだろうか?(そりゃないな・・)
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜」
でミッキーと私の顔を交互に見る。
「いいの?いいの?泣かせていいの?」
みたいに見える。
そんな繰り返しが、日に何十回。
さすがにぷ〜も慣れたのか、徐々に余裕を見せ始めた。
泣き声が聞こえてしばらくは、近未来ハウスからのぞく。
いつまでも泣き止まないと、渋々外に出てきてあきれた顔で伏せて見つめる。
そして、ごく最近ではもう泣き声ごときじゃ起きてもくれない。
ハウスで爆睡・・。
じたばたしているミッキーにも涼しげな顔だ。
このけたたましい泣き声の中、平常心でいられるぷ〜はたいしたもんだ。
だけど、ミッキーがぷ〜の手の届くとこに来るとど〜しても匂いたいのか這い上がってくる。
はやくミッキーの存在自体にも慣れて、行く手を阻むのを止めてほしいものだ。。