居間で寝ている、ミッキー。
台所の住人、ぷ〜。
そこには高い壁がある・・・。
って言うか、ぷ〜はミッキーのいる居間にはまだ入れない事になっている。
ぷ〜は人が集まってるとこに、とにかく行きたい。
それが台所や、廊下ならいいのだけど
ミッキーが寝ている居間にみんなでいようもんなら、入れて欲しさに
「ク〜〜〜〜〜ン!!!!」
と、大声で切なくこれ見よがしに鳴いてみせる。
たいてい、お父ちゃんが駆けつけるのだが
毎回毎回とはいかない。
居間にいつまでもみんなでいると、扉の影から視線が・・・。
目と白黒の半分の柄が見えている。
ずっと、見てる・・。
いつまでも見ている・・・。
ちょっと開けて、顔を見せようと扉をもう少し開ける。
すると、激しく切なくこれ見よがしにまた鳴く。
「入れろよ!!」とたまにきつい鳴き方もする。
それでも、夫婦でくっちゃべってると
そろり、そろり、と片足を入れてくる。
「ぷ〜ちゃん。。」
と言うと、ピタッと動きを止めそ知らぬ顔をする。
まるで、だるまさんが転んだだ。
またしばらく放っておくと
ゆっくり、ゆっくり進出してきて
「入ってませんよ。」
って感じで、いつのまにやら畳の上に顔を乗っけている。
だいたい,今のところ
ここまでが自分の勇気の限界らしい。
ここで自制している。
こんな調子で、だるまさんが転んだ風に
きっといつか自然にとなりに寝っころがってたりするのだろう。
ぷ〜ちゃん、うまくやりなよ。。