嵐山を堪能した後、腹ごしらえをしに向かった先は、京都で一番有名なカフェである『CAFE DOJI』である。ドッグカフェではないが犬入店可で、しかもテラスに追いやられず店内可のカフェである。
某雑誌のカフェ特集でグランプリに選ばれた名店であり、カフェ発祥のお店と言われ、オープンはなんと1977年の老舗である。狭いながらも駐車場もアリ、犬飼いにとって至れり尽くせりであった。
店内はアジアンな不揃いな家具に、レトロな不揃いな照明、客層はスタイリストやショップ店員風のこジャレた年齢不詳な集まり、犬連れはゼロであった。
嵐山はジャージでねり歩いたが、オシャレ着に着替えてのご入店であった。ドアを開けた瞬間、着替えて本当に良かった、と心から胸をなでおろした。
もう少しで犬飼いのファッションセンスやイメージの低下、お店の雰囲気をぶち壊すところであった。
正直言うと、ど貧乏症が残る僕はカフェはあんまりで、どこか自分がここに居て良くて?的な浮いてる感じがして、あまり落ち着かず、どちらかと言うとドトールやマクドの方が地に足が着くものである。
が、ここのカフェはとても居心地が良く、何時間でも過ごせるリビングのようであった。食べ物のある場所ではソワソワのナッティも心地よいのか夢心地であった。
堀江のエナルジアの家庭風といった感じであるが、お食事の味は断然こちらである。ユウコがオーダーしたウニのクリームパスタも激まいう〜であったし、
僕がオーダーしたドライカレーも絶品であった。偏食通の僕に言われてもと思われるかもであるが、5つ星カフェである。唯一のちょっとちょっとはお値段が大人値段であった。
大阪ではあまりナッティを連れて、わざわざお外でのお食事に行く機会はあまり無いが、たまには良いものである。意外と店内可の名店が多いと知ったし、またさすらうとしよう。
ナッティ的にはつまらんので機会があればの話であるが。犬★メニューがあればナッティ的に話は別だと思うけどね。
ちなみに店名の『DOJI』はオープン当初いたご主人の犬の名前らしく、2代目(?)の看板犬ボノ君も亡くなられたらしい。かなり長生きできたのもお店の居心地の良さなのかもである。