食いしん坊ビーグルの拾い食い日記

January, 2007
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ゴッティ☆プロフェッサー(飼い主)

ナッティ★プロフェッサー(♀) 03.11.13 岐阜県生まれ    大阪在住 現在8.9キロ

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無免許☆獣医

2度目のお散歩から帰ると6時過ぎだと言うのに晩ご飯、今年最後のディナーは“カニすき”であった。関西のカリスマブロガーがバイヤーのネット通販で北海道産ズワイガニをユウコがご購入した。

 

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それまでの僕の通販のカニのイメージはガリガリ、身がスカスカでマズいと思っていたが、宅急便で届けられたカニは身をさらけだしマッチョであった。

 

カニ、カニ、カニそしてカニ、ビールを飲むのも忘れるほどカニを喰らい続けた。地元産の白菜も美味しかったが、ほとんどカニしか食べなかった。雑炊もフードファイターの如く喰らい、またしても腹いっぱいになった。

 

後はK-1を見ながら年を越すのみである。お約束の曙の負けっぷりを見た後、お風呂へ。おしっこりんをかける輩のいない平和ボケしたフロで1人のんびり、その時ユウコがナッティをつれて来た。

 

片目がおかしい、と言って連れて来た。バスタブ越しに覗うと目が赤くなってるも、山であれだけ獣道を爆走したのだから、と気にも止めずであった。

 

が、しかし!フロから出てじっくり見ると白目がボコッと腫れあがっているではないか!何だこれはと大混乱、ナッティは元気だが気になるのか前足でカキカキ、ユウコがもしやとネットで調べるとまさしくそれは『チェリーアイ』であった。

 

こジャレたカクテルのような名前とはうらはらに、目の裏側がめくれ上がった状態で、すぐに獣医によって戻す処置か最悪手術、手術も成功は見込めず命に別状は無いも失明の可能性が!

 

しかしここは金田一少年が来たら確実に連続殺人が起こりそうな山奥、近くに24時間対応の緊急センターなどなく、年中無休の動物病院もない。

 

とりあえず次の日大阪に帰る事を考え、エリカラに変わるものなどパニックになりながら知恵をしぼった。

 

ユウコがネットで病気について調べるも、いち早く獣医に見せるべきと言った情報しかなく、普段は目の内側の部分が外に飛び出てる為バイ菌が入りやすく、入ればかなり危険、見るからに痛そうだし目をふせたくなるしオロオロであった。

 

そんな時、ユウコがリンパマッサージで押し込めば入るケースが!と言った情報を入手、ただしそれも素人は絶対にやめた方がと言った意見が大半を占めた。

 

が、考えるまもなく僕は手を洗い、祈るような気持ちでマッサージをしながらゆっくりと押し込みだした。ナッティは僕に身を任せ、僕も目をそらさず懸命にトライした。

 

が、やはり簡単にはいかず、くり返しするもうまく戻らず、でも僕はあきらめず続けた。すると戻った。が、一瞬だけ、やはり飛び出たまま。しかし一瞬でも戻った事を良いようにとり、諦めず続けた。信は力なりである。

 

夜も遅いしユウコはお風呂へ。諦めモードが漂う中、ミラクルが起きた。なんと元に戻ったのである。処置をくり返した為、涙があふれたナッティを僕はムツゴロウさんのようにあやした。

 

横で見守っていたユウコのお母様も半信半疑ながら、本当に戻った事をようやく実感した。運が良かったのか、僕の腕が良かったのか、後日動物病院に行って検査するも傷1つ無く、獣医も驚きであった。

 

1度なってしまうとクセになる可能性もあり安心は出来ないが、今現在ナッティの目は健在である。1歳以上は先天性ではなく原因はまたしても不明、しかしここに命ある事によしとしよう。

 

良いか悪いかは複雑であるが、忘れられない大晦日となった。いい年を迎えれたのだか・・・。その後緊張感が切れた僕とユウコは大晦日など忘れて、ナッティの応急処置成功の宴であった。

 

1年の終わりににまたしても健康の大切さ、あたり前の事が幸せなんだ、と思い知らされる出来事であった。

 

もし愛犬が突然チェリーアイになり、このブログを見た方はやはり1番に獣医さんに見せてください。


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