最近、ペットブームでペットが増える一方で、犬★運動会やペットフェスなどの様々なイベントが、数多く催されている。
先日ペ●ト博に参加し、個人的に不審に思われる出展ブースを発見!今回もさっそくパートナーのナッティ捜査官と共に検証してみた。
入場後すぐに白髪交じりの紳士A氏が接触してきた。「そこで犬のカラーリングシャンプーの販売やってます、赤い犬がいるんで見て行って下さい」
そう言いながら次々とチラシを配っている。チラシには「あなたの愛犬が七色に!」「あなたの愛犬だけの色を!」的な事が書かれている。
ブースを覗いて見ると、赤いアフガンハウンドがいた。確かに個性的であるが地肌まで染まって見えるため、血まみれともうかがえるし痛々しい。
このケースの場合、アフガンハウンド自身が赤を好み、好きで染めているのだろうか?
いやっちがう!犬は色盲であるがゆえ何色であろうとわからない。この場合、飼い主つまり人間の趣味である。
それにしてもA氏は何を飼っているのかも聞かず、次々と手当たり次第に声をかけていくのはどうであろう?もし自社の自信作を販売するのなら、もっと誠意をもって接するべきではないだろうか?
3日目でお疲れの気持ちはわからなくもないが、駅前のティッシュ配り同様、早くチラシを配り終えたいやっつけ仕事感が否めない。
そして何よりこのケースの場合、『カラーリングシャンプー』が必要なのは白髪交じりのA氏自身である。
その2)生態販売のブースである。激減する出展ブースの中、去年の2社から6社に増えていた。その中の1つに『18歳以上なら誰でもローン可 保証人はいりません』と店名よりデカい看板が…。
お下品なテクノ音楽が大音量で流れている。すると黒いスーツの怪しげな男性が接触してきて「カワイイわんちゃんいっぱいいますよ〜」と僕に言った。
僕にはどう見てもキャバクラの客引きにしか見えず「カワイイ娘いっぱいいますよ〜」のほうがお似合いである。
人は見かけで判断してはいけないかもだが、このケースの場合、信用取引であり、客と店員である。血染めのプラ手袋をした獣医やトリマーに、愛犬は任せられないのと同じである。
テクノ音楽も、重低音が苦手な犬自身の選曲とは思えないし、おそらく購買意欲を高めるためであろう。
このケースの場合、販売者側に18歳以上の保証人が必要である。
イベント主催者も、高い入場料をとるならもっと厳しい審査が必要なのではないだろうか?
しかも主催者は大手の犬の生保会社である。本当にペット好きが主催するなら、規模を縮小してでもペットを一番に考えてもらいたい。
様々なペットイベントが増え、愛犬と一緒に参加できる機会が増える事は、うれしい事である。
しかし、それに伴って営利目的だけの業者も増えている。大きなイベントだから出展してる会社は大丈夫といった保証などないのである。
犬は参加するかどうか、判断できない。そう、すべては人間にゆだねられている。