日曜日、またも二度寝してしまう。起きたら昼前であった。かなり天気が良いのに誘われえて、とりあえずユウコとナッティを連れて2日連続の『海ふれ』に行った。
昨日とお天気も気温もそんなに変わらないのに、大勢の人や犬で賑わっていた。
ビギナーの犬★フリスビーの大会が開かれていた。ビギナーと言えど、テントやイスなどの設備がそろえられ、大きな大会と見た目は変わらない。
まぁ技術はもちろん違うが1番の大きな違いは、さまざまな犬種が参加していた事である。
普通であれば犬アスリートのほとんど占めるボーダーが影をひそめ、われらのビーグルこそ見かけなかったが、コーギーやアメコカ、サルーキなどさまざまの犬種が楽しそうに参加していた。
また別の場所では、犬ぞりの代わりに自転車を犬に引っ張らせる犬★スポーツである『ギグレース』の練習が行われていた。
ラブラドールが小型犬に見えるほどの、グレートデンなどの超大型犬が集結し、何事かと思いきやマウンテンバイクを引いて走らせていた。
1度ナッティに引っ張られてチャリでコケた経験がある僕的に、あんな大きな犬に引っ張られたら引きずりまわされそうである。
それぞれの愛犬家達が愛犬と、それぞれの楽しみ方でステキな休日を過ごしていた。
僕たちはナッティとドッグランにご入場!昨日と違い、いつもどおり賑わっている大型犬エリアで大型犬に蹴散らされてションボリの後、シッポフリフリで小型犬エリアにご入場!
5ヶ月のビーグル、プードル、ダックスやチワワ達と楽しそうに走って遊んだ。お洋服着用率100%小型犬の中に、大きな全裸のビーグルは、女子高に忍び込んだ露出狂のように追いかけまわした。
しかし!全裸のビーグルより際立つ、場違い感がいなめない柴犬が存在した。お洋服はキチンと着こなし柴犬に問題は無いが、飼い主の宮川夫婦(仮名)に問題があった。
まず大助がドッグランの中にもかかわらず、22m級のロングリードを漁師のように体に巻きつけていた。ランの中でリードは見かけるが、22m級のロングである。
ここの小型犬エリアの広さ的に、22mあれば端から端まで縦横無尽に行き来でき、ノーリードとなんら変わりない。
次に花子の方が「野良犬に襲われて、大ケガをさせられた」と次から次と来る人に語りつないでいる。傷跡を見せたり、治療費が何十万かかったと署名でも求めるかのごとく訴え続けている。
その時、信じられない光景が!元気なフレブルが柴犬に接近したら柴犬は大声で吠え噛みつきかけた!大助は自慢のロングリードを引くことをせず、アワアワ言いながら固まっている。
花子は逆に冷静で、被害者側のように「野良犬に襲われて以来、犬が近づくといつもこうなんです」である。まるでかわいそうでしょと言わんばかりである。
柴犬の心のリハビリなら、近くの顔見知りの犬から少しづつ始めるべきであるろう。いきなり知らない犬がノーリードで遊ぶドッグランに来ても…ショック療法のつもりであろうか。柴犬が噛む側になるかも知れなかったのに…。
事件の主犯格でありながら、宮川夫妻と柴犬が全く出て行く気配が無いのを見はからって、事件を見ていた犬飼いと犬は次々とドッグランを後にした。
管理するレフェリーがいたなら宮川側が一発退場であろう。結局、少なくとも僕達が海ふれで過ごした2時間以上滞在し、野良犬に噛まれた話を訴え続けた。
犬飼いのマナー向上には、まだまだ時間がかかりそうである。やはりいろんな犬や犬飼いがいる事をふまえ、飼い主としてナッティを守っていかなければ、そう思う。
そしてナッティ、小型犬エリアにとけこむためにも、お洋服でも買いに行くかい?