昨日、仕事から帰るとダイニングのテーブル上に、チョコとメッセージが置いてあった。そう2月14日はバレンタインである。
わが家には2人の女性が在住するが、もちろん犬のナッティからではなく、妻のユウコからであった。
銀紙で着飾ったチョコの甘さより、心のこもったメッセージに男心はトロけるものである。
大人社会では、バレンタインなんて要らないんじゃないか、と言う風潮が吹き荒れているが、要らないのは社交辞令であり、心なき形式である。
子供の頃男子としては、1年で1番何かを期待する1日であったし、女子的にも何かこじつけないと愛を表現するのがど下手な日本人としては、格好の口実だし好日であるにちがいない。
要らない部分は消滅しようとも、愛や感謝の気持ちを告白する風習は、100年先であろうと残していって欲しい国民的行事である。
30を過ぎた僕の周りでは、もう大人だからとか、結婚してるからとか何かと冷めがちな見解をよく耳にする。
しかし!あきらめが悪いと思われようと、男として生まれたからには、お花畑窮屈な木箱に入るまで、チョコと日頃の感謝のメッセージを頂き続けるカッコ良き男でありたい、そう思う。
結婚は人生の墓場だ!なんてオヤジ共によく言われたものであるが、その理論だと29歳で結婚した僕は、人生の半分近くをお化けとなっての墓場生活を余儀なくされる事となる。
これからも感謝に値するお手柄を立て続け、ナッティを加えた楽しい墓場生活を過ごしたいものである。
おっと!亡霊ビーグルがチョコを狙ってるようである。アブない、アブない。