今日こそ狂犬病の予防接種を受けようと、お仕事を早めに切りあげゴッティンガムに凱旋。
時給ナンボのバイト君としてはお給料にモロ影響する為、何日も続けて早くかえるわけにはいかず、万が一中止や4時に遅れるとなると市役所まで駆けつける勢いである。
おハガキで現在のお注射隊の位置を確認、何と去年と同じ家近の“キャラメル池団地集会所前”であった。これなら徒歩5分圏内である。さっそくナッティを連れ、かるくお散歩ついでにいざ、出陣である。
しかし、ペットの飼育や散歩禁止区内の団地で狂犬病のお注射とは、場違いである。しかしこの団地では、みんなペットを飼っているし、お散歩させている為か、苦情はないようである。
堂々と団地内をショートカットして向かう途中、上の階から犬に吠えられる。犬飼いとしては複雑な心境である。
会場に到着すると、犬飼いと犬が集会していた。作業服のお役人どもはそれを上回る大人数で、私語しながらタバコをプカリである。白衣の獣医は見当たらない。
お金を払い終えると、私語してた中にまぎれていたナイロン素材のジャージにマスクの中年男性が先生と呼ばれ、銀行強盗が、金をつめろ!と差し出す使用の茶皮バッグから、注射を取り出した…。
人は見かけで判断は良くないかもだが、過剰な飼い主的に不安がよぎるものである。
ナッティも不安がり、なかなか背後をとらせない。怒り口調で「しっかりと押さえて」と訴えてくるとますます銀行強盗のようであった。ヘッドロックは気が進まず、オヤツでナッティをひきつけた。
意外とあっさり終わり、愛犬袋をもらい後にした。愛犬袋には4つの動物病院の案内が書かれており、どこに銀行強盗が潜伏してるか知らんが、この4つはないぞ、と心に刻みかるくお散歩して帰った。
たくさんの犬が集っていたが、土地柄か玄関飼いや愛玩犬が多く、警戒し吠える犬ばかりであった。犬★コミュニケーションはもちろん愛犬家たちも距離を置き、情報交換などなかった。
家近にドッグランとかできれば、犬飼い文化も変わるのだろうが。