土曜日、仕事から凱旋後すぐ、ユウコとナッティを連れて孔明池に行った。近頃毎日徒歩1時間のお散歩を続けている。
せっかくの週末だし、騒音鳴り止まぬ暑く照り返しのキツいアスファルト地獄道より、肉球に優しい自然の道をと車でお出かけである。
周りはバカでかいニュータウンなのに人が少なくとても静かで、釣り人は多くみられるも歩いてる人やジョギングしてる人はごくわずかであった。
夕暮れの池の周りをナッティはノーリードで四足歩行。道中、樹海のような森を散策したり、落ち葉の感触などいつもと違う散歩道に、ナッティは地面に鼻をこすりつけながらの四足歩行であった。
1日1時間、1ヵ月で30時間、これを続けていけばいつかナッティと世界1周ぐらい歩くのであろうか。このリアルストーリーは2時間半などでは表せない壮大なスペクタクルである。
犬嫌いだった頃の僕の『お散歩』の定義は、とてもめんどくさい行為で、ごく家近をウロウロする程度の行為と捉えていた。車などの移動手段を使ってのお散歩なんて1部の過激派の行為と思っていた。
今では過激派側になってしまった。お天気に一喜一憂し、雨続きだとナッティと同じ気持ちでイライラである。
ナッティとのお散歩は何が楽しいとか分からない。ただユウコとの今日の出来事の会話の中で、挨拶のようにどこに行った誰にあったなど必ず話題に上る。
この数週間でも様々な発見やハプニング、そして感動があった。それはまた更新するとしよう。
村上Fドやワールドカップより、お散歩の話題が先である。犬嫌いには分からないかもであるが、恋愛やお金以外にこれだけ熱中する事がある生活が何よりである。
さて、今度はどこの星まで歩こうか。