僕が子供の頃は、サッカー選手はサッカーが、野球選手は野球がうまいだけでスーパースターになれたものである。
しかし今日の日本では世界トップレベルのプレーだけでは人々は魅了されない。プロスポーツの世界でもグッドルッキングが必要である。
例えば僕が子供の頃、メキシコワールドカップで大活躍した『マラドーナ』はチビでブ男のうえおデブちゃんであったが、マラドーナの名のつくグッズやスパイクは飛ぶように売れた。
マラドーナ結びなど靴ヒモの結び方まで影響を及ぼしたものである。当時の僕はマラドーナがCMに出演していた日本の缶コーヒーを飲めもしないのに買い飾ったものである。
今日ではどうであろう?現時点で世界最高のプレーヤーと言えるブラジルのロナウジーニョであるが、髪型しかりブラジルのレプリカなどもスポーツショップではあまり見かけない。
レアルやイングランドやイタリアなどは個人のグッズまで品揃えしていると言うのに・・・。しかしこんな批判をエラそうにする僕であるが、実は顔でサッカー選手になる夢を捨てた。
小学校の頃、現在はサッカー協会のエラいさんである『Kマモトサッカー教室』に参加した時、初めて目のあたりにした生Kマモトさんは体も顔も恐ろしく、緊張よりも恐怖に足が震えた。
2,3日夢に出てうなされるほどの恐怖に、サッカーの世界の恐ろしさ知りあきらめた次第である。
あれから20年、さらに見た目重視の今日ではスターになるのも大変である。今の子供達にはぜひカズや武田などに、教わってほしいものである。
話は変わるが先日日本はオーストラリアに1-3で負けたらしい。ナッティは見ていたようだが僕は見ていない。非国民と言われようと素直に日本を応援する気になれないのである。
あまりにもマスコミがドラマ仕立てに演出し過ぎさにうんざりである。僕の予想は2敗(オースト、クロ)1分け(ブラジル)であった。もちろん勝って欲しいが実力的にはそんなものであろう。
今回1得点した事をもっと褒めるべきである。大好きな数字である世界ランキングでは上位のわが国であるが、実際は厳しくどこが相手でも勝つことが大変なのである。
それをマスコミは日本の勝利を勝手に確信し、相手国を悪者に演出したのである。ブラジルは日本をなめて2軍で戦うとか書かれていたが、サッカー大国ブラジルで23人に選ばれた選手に2軍はない。
選手達には罪は無い。常に挑戦する気持ちで試合に挑んでほしいものである。僕もそうであるが、民があーだこーだ言うのは自由であるが、マスコミのかたよった演出は本当にうんざりである。
おやおや、日本が負けてふて寝ですか。