土曜日、ユウコと『タイフェスティバル2006大阪』に行ってきた。タイ領事館主催の野外イベントで、タイ料理やタイ文化にふれる催しである。
会場は青空カラオケで一躍有名になった『天王寺公園』である。ペット入場不可の公園の為、ナッティはお留守番である。
休日のユウコは美容院&お買い物へと先に乗りこんでおり、お仕事を終え僕は遅ればせながら参戦した。僕らは今回で2度目のタイフェスである。
待ち合わせ場所で早くも戦利品の紙袋を3つもかかえユウコと合流、いつもはディープな大阪の雰囲気が漂う公園も、この日ばかりはタイ一色であった。
30以上のブースがひしめき、東京や大阪にお店を構える飲食店のブースを中心に衣料や食品など物珍しきものもりだくで、タイ料理の匂いプンプンであった。
そして何より異国情緒をかもしだしたのは、時間が遅かった為か、ほとんどがタイ人で、耳から聞こえるのは聞き覚えのない言語が飛び交い、天王寺にいる事をしばし忘れタイ旅行を楽しんだ。
まずはチャーンビール(ビン)を飲みながら飲食店を物色、もちろん店員はタイ人、服装のセンスはさて置き、トムヤムクン、ヤムウンセン、グリーンカレー、魚介類のレモングラス炒めそしてタイの味付けのハーブチキンと本当に美味しかった。
シンハービールもタイ料理に良くあい、気温もなま暑く夜のお外で頂いたのも実にタイを感じられた。
腹一杯後雑貨や食料品を物色、タイのアロマやタイの雑貨など珍しいもの沢山で、トムヤムハーブドレッシング、荒びき唐辛子チューブ、トムヤムクンのプリッツそしてムエタイTシャツをご購入した。
帰って食材にふりかけ食したが、どんな食材もタイ料理に変身、実に美味しくなった。しばらくわが家ではタイ風が吹き荒れるであろう。
そしてステージではタイ人女性ラッパーが会場を盛り上げ、オオトリで登場したタイのスーパーアイドルに、店員も店や客そっちのけでステージに駆け寄り絶叫する次第であった。
さすが領事館の力である。タイでは同じ日に大阪ドームで紫レオタードでしゃなりしゃなり踊ったアメリカのセレブに勝るとも劣らずのアイドルらしく、タイ人達はみな彼の歌を大合唱であった。
見た目はサンボの山ちゃん風で、MCも全てタイ語でよくわからなかったが、女性は特にうっとりであり、アンコールのちイベントは終わりを告げた。
その頃ナッティはおそらく大人しくお留守番中、僕はその後高校の同志との飲み会へ、ユウコは9時閉店まで買い物を楽しんだ。
秋の夜長、ナッティのお留守番と天王寺の夜はまだまだ続くのである。