ナッティの誕生日の前々日の土曜日、僕はもちろんお仕事で天気も雨がポロりポロりであった。
雨が上がった夜、久しぶにトリオで家近をウロウロ、歩きなれた道であるが、ナッティは嬉しそうに大行進であった。ナッティはトリオが何よりであったのであろう。
年度末公園はグランドコンディションが悪い為、高架下の公園へ。ヤンキッシュなアートの壁に僕はウイルソンを投げ込み、ナッティは追い続けた。
響きわたる壁にはねかえるウイルソンの音にナッティは大興奮!鳴き声と言うより甲高い雄叫びをアゲ↑アゲ↑、電車音に勝るとも劣らずの大音量であった。
もうすぐ3歳であるが、まだまだ子犬のようにハシャギたおし、僕は肩を壊すほど投げ込んだ。
リーダーの座を狙っているのか、いつもナッティは真ん中に立ちたがり、右には陰気な僕がいて、
左には陽気なユウコというこの立ち位置が、ナッティはとてもお気に入りである。いくつになっても解散する事無く、いつまでもトリオで歳を重ねたい、そう思う。
雨水と砂で腹がドロドロになった。帰ってからナッティの誕生日の前々夜を祝うこじ付けの宴が開かれ、僕はホロ酔いでゴロり。
ベッドの方が寝心地が良いのに、ソファーやフローリングで寝るとやたら心地よく離れられないのは何故なんだろう。
アルコールが入るとたかが2階であるが、もの凄く階段が障害に感じ、足が遠のき、かなりの決意がないとなかなか登れないものである。僕ももうすぐ誕生日である。もう少しシャキッとしないと。