僕のど平日の休前日、仕事帰りのユウコと合流して一路『京』を目指した。お散歩帰りのナッティに、ちょっとそこのコンビニまで、ウソをついてのお出かけであった。
今回の予定は『ライトアップされた京の街を堪能、老舗うどんをすすりつつショッピングで日帰り旅』であった。
到着するとまず寒い!神戸もそうであったが、駅構内の内装から大阪とは異なり、グッと小旅行気分を盛り上げた。
まずはディナー、今回のお食事どころは僕のラーメン屋行きをかき消し、ユウコが予約を入れておいたうどん屋『おめん』であった。
店内は老舗の香りプンプンの内装で、薄暗く携帯カメラマン泣かせであった。味は確かに美味しかったが、僕的にうどんの格付けは副菜で、やはりカツ丼などのサイドがお似合いといったところであった。
腹ごしらえを終え、続いて僕の誕プレを買いに河原町OPAへ。今回僕がおねだりした代物は『TRANS CONTINNENTS』のやや高額なトレンチコートであった。
が、売り切れ、全国のショップに問い合わせも僕のサイズと欲しい黒は完売であった。ユウコは胸をなでおろすどころか励ましてくれた。いい嫁である。
気を取り直して京の街へ。まず向かったのは『高台寺』、向かう道中お店を物色、京都ならではのお店が並び、実に楽しかった。
夜の祇園も初めてで、実に新鮮であった。社ッ長さん方や外国人観光客がねり歩いていた。
そして高台寺に到着、しかし少し急げば清水寺も拝観できると情報を入手、ナッティお散歩ばりのハイペースで足早に二年坂、産寧坂を登りきり清水寺に到着した。
赤い門が赤光りしており、辺りは真っ暗で実に良く映えた。が、しかし舞台やその他は薄暗く、携帯のカメラでは写らなかった。
実際、関イチなどの雑誌で見るのとは程遠く、明かりは薄暗くデジカメごしで見ないと味わえない程であった。
続いて訪れた高台寺のお庭のプロジェクターも同じく薄暗く、心霊現象のようであった。
しかし平日の夜8時以降は観光客もほとんどおらず貸切であった。そして空気が良く、静けさと絵になる夜の庭園は美しく、ライトアップを見に来たはずが、池に映る紅葉などに癒された。
短い滞在であったが、実に秋深まる京都を満喫して後にした。帰りに祇園のローソンによりみち、なぜか犬のオヤツが品揃えており、ナッティのおみやを買って帰った。
神戸、京都と近頃夫婦2人で出かけ飼育放棄を心配されている方もおられるかもであるが、深夜の帰宅後余韻の宴後就寝のハードスケジュールの次の朝、5時半起きでちゃんと登校であった。
次はナッティとトリオで京へ旅立つとしよう。しかしやはりライトアップ美しさは犬にもわかるのであろうか。