最近、ペットブームでペットが増える一方で、ドッグショーやファッションショーなど、オシャレやスタイルを競う様々犬イベントが行われている。世の中犬もグッドルッキングである。
先日某施設で行われていたドッグショーに潜入、華やかなステージとは裏腹に、裏では信じられない光景が、今回もナッティ捜査官と検証するとしよう。
裏と言っても楽屋(?)はオープンで、今回僕は興味本位で通路を練り歩きながら、ウロウロであった。
出陣前の楽屋はテンヤワンヤ、ドライヤーやパフ、スプレーにブラッシングなど大女優さながらのスタイリングであった。
ブリーダーにとっては年に数回の大勝負、ボクシング同様チャンピオンを育てるジムのようであり、チャンピオン輩出するのとしないのでは雲泥の差なのであろうか。
が、しかし!そのジムで言うと会長に当たると思われる人物が、何と楽屋でタバコをプカりプカり!N.Yの空港でなくても当日館内は禁煙である。
しかも犬はタバコが大嫌いであり、犬の健康面から見ても絶対にいけない行為である。ブリーダーとしてはもちろん人間としてのマナーも守れない人物に真のチャンピオンが育てられるのであろうか。
きっとおそらく名だたる犬舎の方なのであろうが、犬飼いとして幻滅であった。美しさだけじゃなくブリーダーとして犬の暮らしやすい環境を作ることが大切ではなかろうか。
見た目や行動で判断して申し訳ないが、営利目的の臭いがプンプンであった。たとえこの犬舎の犬がチャンピオンになろうともかわいそうに思えた。犬嫌いだけじゃなく、愛犬家から見ても許すまじき行為であった。
その2)あわただしく準備をしてる横で、出陣をケージで待つ犬が通りかかる人に次々と吠え掛かっていた。ショードッグだけにプライドがお高いのであろうか。
そして僕がある犬のケージにうんこりんを発見!ブリーダーやトリマー達は全く気づかず、台の上のショードッグのスタイリングに夢中である。
N.Yのマイアミ警察ならそく逮捕である。確かにブリーダーとして犬を美しくするのは良くわかるが、それ以前に犬の基本的なお世話であるケージを清潔に保つ事や無駄吠えを制御する事のほうが大切ではなかろうか?
すたれたペットショップなどでもよく見かけるが、うんこりんの放置は見た目的にも、食糞など健康面やしつけ的にも危険である。
やはり夢のショードッグであり、それを輩出するブリーダーであるならば、出番の犬だけでなく出番ちや付き添いの犬にも、細心注意をはらう事がブリーダーとしての勤めではなかろうか。
このケースの場合もちろん犬に罪はない。世界一のチャンピオン犬を選ぶ大きな大会とうたうのならば、こういったブリーダーを見逃さず、出場停止などの処分を下すべきであり、それによって大会の威厳が保てるのではなかろうか。
チャンピオンの価値を高めるのも下げるは犬じゃなく、大会開催者側と参加者そして見学者、全ては人間次第である。
会場にはいたるところでおしっこりんやうんこりんを見かけた。中には踏み引き伸ばされたモノも見た。どんなに愛犬家であろうと不快であろう。犬を連れてくる見物者にも注意が必要である。
そして真のチャンピオン犬をこの世に輩出させるのは、犬自身の努力と共に人間にゆだねられている。