さかのぼる事先々週、雨の日曜日、午前中からまたしてもJAの直売所『こーたーりな』に野菜を、午後から天王寺に洋服を買い物に出かけた。近頃、毎週末直売所と天王寺通いである。
愛犬、嫁共に凝りだしたらまっしぐらで、この日も大家族みたく、食材をマイケル買い閉めた。
栽培方法の情報や名前入りの作物が並び、同じ野菜でも作者によってサイズや色が微妙に異なり、それぞれの農家のこだわりが個性を生むのであろう。僕ら消費者にとっては選択肢が増えて何よりである。
そして午後からの2回戦、ど田舎の野菜市場から一転して大都会のショッピングモール、まずは『Hoop』、先週チェック済みのワンピースを今一度、と先週に引き続き『TRANS CONTINENTS』を訪れた。
旦那バカと思われるであろうが、先週ユウコが電光石火で試着したワンピースがあまりにも目に焼きつき、いつも美味しい料理を作ってくれるささやかなお礼にと衝動が走り、買いした。
デザインはもちろん、何よりもサイズがピッタリであった。こジャレたショップではワンサイズのものが多く、なかなかサイズとデザインがマッチングする事は時として難しいケースもしばしばである。
まあそのショップのコンセプトやターゲットにもよるが、とにかく全体のサイズやスカートのスソの長さなどユウコに確実に合っている、と思った。もちろんユウコはその後も自腹で買いあさり、天王寺を後にした。
少し話しは変わるが、犬の洋服はユニクロやGAPみたく、数多く色やデザイン、そしてサイズが揃っている。
人間同様ピチらせたりゆるく着こなしたりと、犬自身オシャレを楽しんでいるのかどうかはさておき、飼い主的には楽しいものであり、見るものも和まされたりである。
全裸の犬飼いの僕が、犬のファッションをとやかくほざくのも何であるが、イタグレやピンシャーはキレイめでこジャレた着こなしがよく似合った犬をよく見かける。やはり犬界もスタイルが重要なのかもである。
しかしこデブちゃんのフレブルは何着ても愛らしいし、マルチーズはロリータ、パグはハードゲイ、全て僕の個人的な偏見であるが、それぞれの犬種や犬に似合う服があり、我らのビーグルはもちろん全裸に首輪である。
話はまたそれるかもだが、犬は洋服はもちろん、そのライフスタイルを選択することはほとんど出来ない。大半は僕ら飼い主にゆだねられている。
お金持ちであろうとド貧乏であろうと、飼い主の価値観や生活感が飼い犬の生きる場所であり、飼い主が選んだワン★サイズが、飼い犬の一生を着飾るのであろう。
時の流れにはお試し期間やクーリングオフは出来ない。電光石火で試着をしつつ、ナッティに似合うワン★ピースを探すとしよう。