先週の僕のど平日の休日、ユウコも用事でお仕事を休み、用事を朝一で住ませ、2人で『なんばパークス』のプレオープンにお出かけした。
グランドオープン前に整備された都会のオアシスにおしっこりんを散布する恐れのあるナッティはお留守番であった。
会員限定のプレオープンと言えど、会員なんて腐るほどいるし、ど平日と言えど僕はかなりの人出を見込んでいたが、オープンして間もない昼前、人はポツりポツり、しかも大半が黒いスーツの関係者であった。
旅行客や非会員は旧エリアしか入れず指をくわえ、ショップをウロウロしているのも他店の偵察要員ばかりであった。
唯一豪快に買い物しているは年齢不詳のセレブのみで、一般人は僕らだけなのでは、と思われた。
人が多かろうと少なかろうと手を抜く事は無くユウコは目をギラり、1人でも火花を散らしていた。貸切状態のショップで次々と試着をくり返し、プチマイケル買いで小さな紙袋を僕はSPの如くかかえ歩いた。
次の日のグランドオープンは5千人が開店前から並び、入場規制がかかり続けたらしいが、まさに嵐の前の静けさであった。
どこに行くのも人がいない為立入禁止?と後ろめたい気持ちを持ちつつ、モヒカンは大行進であった。屋上庭園も人はおらず、プライベートガーデンであった。
こんな事ならナッティを連れてきてあげれば、と思った。ノーリードでナッティがここを駆け抜けるチャンスなんてもう二度とないであろう。ちょい悪飼い主、一生の不覚であった。
フードパークも関係者だらけ、ラーメンを喰らい、P2でナッティのおみやを購入し、なんばパークスを後にした。
続いて向かったのは『なんばマルイ』、モヒカンはミナミ向きである。僕は久しぶりの来店であった。驚いた事にプレオープンのパークスを上回る客の少なさであった。
店員が無駄に多く、みんな私語に熱中している為、誰が店員で客なのか分別つかずであった。
三宮もそうであったが、マルイの関西撤退はもうすぐそこである。全国から人やお金持ちが集まる首都圏では、どんなお店だろうと人は絶えないであろうが、関西ではごっついええところにしか人は集まらない。
関西の流行は民一人一人が作り上げる文化である。メイド イン トキオを前面に打ち出しても、その中のごっついええもんしか民は手を出さないであろう。
近頃、北エリアの開発が進み、劣勢をしいられているミナミエリアである。ぜひマルイさんにもがんばってもらいたいものである。
見事お留守番を寝たおした愛犬に、ご褒美のおみやをあげた。自然派っぽいトマトのクッキーであるが、モア、モアとかなりめ気に入ったようであった。今度はナッティを連れてミナミをアゲアゲするとしよう。