日曜日、少し遅めであるが、ユウコとナッティを連れお出かけ、向かった先は『Mt.イワキ』である。先週、鍋をど忘れ喰えずじまいであったカップヌードルを、この日こそ頂上でとリベンジである。
前日の飲み会もウーロン茶をつまみに生中を5杯程度に抑えており、寝起きも良くリベンジにおあつらえであった。前日から鍋やオヤツなどをユウコが準備してくれており、さらに念をと確認しながらリュックにつめこんだ。
この日は天気良く気温も高く、登山日和であった。そして駐車場に到着、前回同様登山口付近にある湧き水をペットボトルへ。今日こそこの名水でカップヌードルを、と意気込んでキャップを強くしめた。
看板に『長寿の水』と書かれており、科学的根拠はあるあるのか知らんが、たとえ捏造であろうと水を汲みに来た人々は納豆ほど熱くならないであろう。
ナッティに長生きをと与えると、それはうまそうにゴクゴクであった。が、氷水のように冷え冷えの湧き水は、むしろ体に悪いかもである。
3度目を数える道中、さすがに慣れてきてペースをつかみ、快適な楽しい登山であった。ナッティは相変わらず獣道を暴走、呼び戻せば気がすんだ頃戻ってくるも、すぐに先を急ぎまた獣道へ。
ご主人様に道を譲る心意気や百歩譲る気は全く感じられず、のろまなカメは置いてけぼり、と言わんばかりにシッポフリフリであの向こうのもっと向こうへ。
一番寒いこの時期であるが、頂上付近でもたいして雪はなかったが、ナッティはなごり雪の感触を楽しんだ。さすがに日陰は寒く、食べながら登ったハイチュウもミルキーのように固くなっていた。
そして頂上に到達、2週間待ちに待ったランチである。ペットボトルの名水を鍋に入れ待つことしばし、カップにお湯を注ぎこんだその時!信じられないことが!
湯が足りない・・・なんとペットボトルの規格が500mlではなく410mlであった。すぐにナッティの水筒の水を沸かし、食べる直前に注ぎ込んだ。少し濃い目であったが、味は格別であった。
激しい山登りの運動の後で達成感もそうであるが、やはり大自然の絶景で食べる行為がより美味さを増大させるのであろう。ナッティもほっこりであった。食後のマカダミアナッツもより甘くうまうまであった。
もう日中ははるの陽気、花粉がすでに飛び始める為、おそらくこの冬最後の登山となるであろう。下りは無声映画のようにやや早歩きで下ると、ヒザに負担減でいて早く下れる事を発見した。
最後の最後までナッティはうれしそうに暴走を続けた。また花粉がなくなった頃、訪れたいものである。
凱旋後フロから上がるといわおとなりて爆睡であった。この冬でまたマッチョになったような。さて次はトリオでどこをさすらおうか。