土曜日仕事から凱旋後、ユウコとナッティのお散歩に、年度末公園に。昨年の4月いっぴに完成した『年度末公園』も、はや一周年を迎えようとしている。
殺風景な公園に大きな掘り返した穴が片隅だけに。聞けば木を植えるらしい。すぐにピンと来たが、この時期恒例のお役所の消化試合である。
なぜ全部やらないのか?造園業者曰く、来年の分、だそうである。毎年これからこの時期リニューアルされる予定だと冗談交じりに言っていたが、全く笑えない話である。
しかしこの公園が完成して以来、家近周辺の犬飼いにも大きな革命をもたらした。
まずこの公園は金網デスマッチのように四方が囲まれ、小学生でもフルスイングすればサク越え連発の狭さゆえ球技には不向き、遊具はなく子供連れの姿は無く、犬飼い目線で見れば、ドッグランそのものである。
最初こそ警戒し挨拶程度であった犬飼いたちも、顔見知りとなりユニオンが結成され、いつしかしつけや放飼い文化が栄え、オヤツやオモチャなどの擬人化が進み、番犬からペットへと犬の格付けが移り変わっていった。
住宅事情からシーズーやチワワなど愛玩犬たちが多く、ドッグランと言うよりネコの集会と言った感じであったが、ナッティの誘惑によってニート犬達が、走るテリアへと日に日に増えつつあるこの頃である。
公園1つで大きく変わったものである。無駄にリニューアルされ続けるであろうが、これからも愛犬家の社交場として大いに活用させてもらうとしよう。
話は変わって噂をすれば何と上司の元に幻のキムチが入荷し、僕が先日の鶴橋珍道中を大スペクタクルに語ったのに心打たれたのか、5袋しかないのに1袋をくれた。
やはりメチャメチャうまかった。また捜索意欲がわいてきた。犬嫌いだった僕がナッティにやられちまったように、大根もキムチも嫌いな僕がやられちまった。何事も歴史はきっかけ1つで大きく変わるものである。