日曜日、前日から15時間眠り続け、疲れも心もそして天気も晴ればれであった。さっそくユウコとナッティを連れてお出かけ、向かった先は天王寺ではなく『Mt.イワキ』であった。
僕とナッティはちょい前に登ったが、ユウコは3ヵ月ぶりの登山である。車にゆられる事小一時間、乗り物酔いしたのは犬のナッティではなくユウコであった。
様子見でフラフラととりあえず登山口付近を散策、するといきなりヘビが目の前をスルりスルり、僕は生涯初の生のヘビに心拍数ハイ、情けないがただただ足がすくんだ。
しかし、野生のヘビは映画のように襲い掛かってくる事は無く、ただ通りすがりのようであった。原因不明の車酔い、何かのメッセージなのかヘビの出現、この日は何かが起こりそうな雰囲気がプンプンであった。
と、思った矢先信じられない光景が!休憩をしようとベンチで発見した物は、必要以上に曲げられたスプーンであった。
本来、カレーなどの液状の食べ物を食するのに便利とされるスプーンであるが、この異常なまでのそりかえったスプーンは明らかに不便である。
今時、とツッコまれるかもだが、超能力を使わずしてこのような変形はありえないのではなかろうか。とにかく何かが起こりそうな雰囲気がプンプンであった。
とその後僕は貧血に。。。原因はどうやら空腹であった。とりあえず登山は断念、お弁当広場で頂上で喰らうはずの『どんべえ』を喰らった。満腹と共に体調は回復した。
が、なんとゴミ袋を車に忘れる。。。慌ててナッティを連れて駐車場まで約20分の往復、道中なんとナッティはうんこりん、もちろんウンコ袋を持っていなかった。
ブログでうんこりんの不法投棄を批判しまくっている手前、何とかして持ち帰らないと・・・しかたなく道端の草に包み、無事事なきをえた。
証拠ついでに記念撮影、次から次へと迫り来る危機に、懐かしの川口浩を思い出した。この日は天気がよく気持ちよく森林浴でマイナスイオンでリフレッシュであった。
登る気↑↑のナッティをなだめつつ駐車場へと向かった。その道中、ナッティはわき道に暴走、最後の抵抗であった。
せっかくだし、ナッティの暴走をしばし見守った。のは最初だけ、滝をサケのように登りだしあっと言う間に崖の上へ。
のぼりは勢いが良かったが、崖の上でオロオロ、どうやら降りれないらしい。無理に呼び戻しても足を滑らせる危険が・・・。
夫婦2人がかりで救出活動を開始した。リポDのCMの如く、滝の横に張られたロープを頼りにロッククライマーのようにゆっくりと登っていた。
ようやく崖の上でナッティを捕獲、片手は命綱、もう片手でナッティを抱きかかえ崖をゆっくりと下った。ナッティも空気をよんでか大人しく固まっていた。
ようやく下に降り、無事救出、救助されたナッティは何事もなかったかのように平地をスタスタ、まあ無事で何よりであった。
見上げれば結構な高さである。実際の救出劇は写真など撮れる余裕も無く、静かに行われた。ここにマスコミがいれば、大演出であったであろう。
大した登山ではなかったが、山3つ分ぐらいの疲労であった。次回は普通に登山を楽しみたいものである。