日曜日、ナッティのお散歩後、車屋サンへ。先週、いきなりであるが僕らは車を買った。
と、言うのも僕の10年目を迎える愛車は、次から次へと交換や修理しては次の箇所とイタチごっこ、そろそろ買い替え時と考える事半年近く、ミニバンに10年乗った為、次はSUVと大まかに思い込んでいた。
取りあえず今年発売のN産DアリスとホンDのクロSロードをロックオン、先々週、先週と各車とも試乗に出かけていた。
世界ではぶっ壊れるまで乗り続けるのが通例であるが、わが国では車の乗り換え着せ替えである。が、僕はど貧乏性の為イマイチ購買意欲が欠けていた。
僕は今回で3代目であり、前々車は知り合いのバイク屋、今乗っている車は知り合い車屋サンから、いずれもカタログショッピングであった。
今回初めてディーラーを訪れ、僕なりに結構真剣に下調べも念入りであった。前回までは独身で独断であったし、やはり今回はナッティを乗せる事も視野にいれた家族会議を設けてのお買い物であった。
が、結局行ったその日に買う事を決断した。と、言うのもタイミング、価格、そしてディーラーのキクチ(仮名)の仕事っぷりであった。
N産の人も経営難からか低姿勢でひじょうに紳士な接客であった。車の方もスタイリッシュで特に内装は欧州使用でカッコよかった。が、僕の購買意欲はくすぐられる事は無かった。
ホンDでも最初はそうであった。キクチの話もどこか遠くに聞こえ、またいつか買うんだろうなあ、と上の空であった。
が、キクチの熱心な行動に少しずつ僕の心境の変化が・・・。説明はもちろんどうにかして安く提供しようと一生懸命であった。細かいことまで良く気づくなあ、と感心させられた。
そしていきなり空前の値引き、内容は言えないがありえない価格であった。そこで大きく購買意欲が揺れ動いた。
この見積もりを知り合いの車屋に持って行こう、と言った構想が浮んだ。が、僕の今の車をより高く買ってくれる所を2、3日探してくれたり、買ってもないのにもの凄い太客扱いであった。
カード買いのポイントキャッシュバックやその他にも値引き以外にもお安くお買い求めるように手を緩めなかった。その懸命さにキクチから買ってやろう、と思い始めた。
ここまでしてもらってかませ犬にするのは、人間として心が痛く、ペットショップの仔犬みたく、車に情もわいてきた。
結局その後車を押さえ、そしてこの日契約した。車屋に出向き、試乗して選んだからか、納車の日までソワソワである。その日までしばし、今の愛車との最後の走りを楽しむとしよう。