わが町にはユウコの実家のある町の霜降り和牛のような名産品もなく、天照大神の隠れ家や日の出ずる海のような名所も無く、われらのケンのようなポップスターも輩出しておらずである。
そんな地味な郊外の公害の工業の町であるが、年に一度の大イベントの時期が今年もやって来た。今年も夏の終わりを告げる夏フェスが2つ開催される。
この時期しかできないオラが村自慢をするが、この夏フェスのすごさは音量制限が無い事である。
それがどうスゲーのかと言うと、茨城のど田舎の日本最大級のフェスでも条例などで音量制限がかかる。制限がかかるとアーティストは、全力でかき鳴らす事は出来ずココではコレくらいといった感じである。
つまりフルスイングするとサク越えの可能性がある為、当てにいくバッティングをせざるえないのである。
が、しかしわが町の会場は例えるならフェンスすらない大草原、つまりアーティストは全曲フルスイングである。
例えが良すぎるが、会場がゴミで埋め立てた陸の孤島の為、音楽を騒音とする者もおらず、お役所もおとがめ無しである。ちりも積もれば立派な夏フェス会場である。
そしてその爆音の醍醐味にとりつかれたRIZE、Dragon Ash、BUMP、民生などの常連に加え、モンパチ、木村カエラ、Coccoなど初参戦も決定、中でも僕の注目は筋肉少女隊である。
たしか僕が小学生の頃からいてたような、いてたような。残念ながらわが場合ファミリーのマイケルやあの方々は来ずである。太陽ギラりの下、全身『金』はハズいかもだが、くればいいのに。。。
そして僕の大好きなケミカルやアイドルも今年も来ずであるが、夏フェスは新しい音との出会いもあるし、食べ物やビアも楽しみの一つである。夏の残り福を楽しむとしよう。
最後にもう1つの自慢は会場が天然芝である。東京ドームなどの人工芝をつくる産業のわが町で、人工の埋立地に天然芝とエコかエゴかわからんが、犬飼いとして、海ふれのようにぜひ開放して頂きたいものである。
いつの日か無制限に天然芝で暴れはっちゃける、ロッキン★ビーグルを見てみたいものである。