土曜日、久しぶりに高校の同志との再会、いつも幹事や再会の演出をマメにしてくれる空手バカの村Kingに感謝を捧げる『カラテカ☆ナイト』であった。
会場は僕が用意した天王寺の居酒屋、前日からマラソンで駆けつける予定は大ウソに終わり、先週に続いて公共の交通機関で駆けつけた。
宴は始まり開始直後こそそこそこ村Kingに対する感謝の言葉が聞かれたが、すぐにタイトルの意味は薄れただの飲み会となった。
高齢化会社に勤める僕にとって久しぶりにヤングとの酒の席であった。何かを目指す者、配偶者を設けた者など高齢化会社に勤める僕にとっては刺激であった。
またこの面々と再会の杯を、と思い会場を後にした。この日来れなかった同志も含め、またいつかのカラテカ☆ナイトでフィーバーするとしよう。
仕事で疲れきっての参加であったが、本当に行って良かった、と余韻に浸りながら終電に乗り込んだ・・・・・。
次に目を覚ましたのは見慣れぬローカルの駅、とりあえずブラり途中下車、ってゆうか6つ程乗り過ごしていた。
駅におりたつもタクシーは見当たらず、余韻と酔いから歩いて帰ろう、と決意ヨロヨロと歩き始めた。道中タクシーが数台通り過ぎるもひたすら歩いた。
甘かった。かなりめ軽く見ていた。歩けど歩けどゴッティンガムには着かず、しかし僕はあきらめず歩いた。嫌な事のみならず酔いも宴の内容もぶっ飛ぶぐらい歩いた。
そして見慣れた景色が近づくに連れ、僕の頭の中をサライが流れ出し、感動のクライマックスへ。
家近のコンビニが武道館のように眩しかった。勝利のアイスを購入する為ご入店、店員のテンションローな「いらっしゃいませ」に2時間かけて来てやったのに、と一人相撲なイラ立ちがきたが、独りよがりな達成感が緩和した。
マラソンで駆けつけるのは大ウソであったが、それに値する疲れであった。凱旋をナッティは寝ボケながらも階段の途中までお出迎え、僕と確認すると志半ばで寝室に消えていった。
違う意味で旧友との再会はなかなか大変で、タイトルらしく体育会系らしく体をはったエンディングであった。こういったドラマがまた再会の杯をうまくするのであろう。