8月のある日、、炎天下の下、川原に捨てられたくろちゃんたち4兄弟、、保護はしたものの次々と3匹が亡くなりました、。
何とか生き抜いたくろちゃんも左目の角膜が破裂、、失明、、しばらくして右目も同じように角膜潰瘍、、そして失明しました、。
全盲になりながらも、くろちゃんは元気いっぱいでした、、。
まるで見えているように家中を走り回り、、甘えん坊で抱っこが大好きでした、。
11月、、失明した眼球から多量の膿が出始めて、痙攣発作を繰り返しました、、。
発作が治まったあとは平衡感覚がなくなり、、くるくると回り、、歩いては倒れる状態でした、。
膿が脳に入って脳炎をおこし、、脳圧が上がっていると診断されました。
だんだんと自力では歩くこともできなくなり、、食べることもできなくなり、、とうとう寝たきりになってしまいました、。
生後わずか半年たらずの子猫なのに、、兄弟が亡くなり、、くろちゃんだけが頑張って生き抜いてきたのに、、生き続けて欲しい、それだけを願いました、。
寝たきりになっても、、くろちゃんと呼べば声にならないけれど口を開けて答えてくれました、。
頑張って、、頑張って、、頑張り抜いたくろちゃんですが、、とうとう病に負けてしまいました、。
奇跡を信じていましたが、、叶いませんでした、。
生まれてからずっと苦しみの連続だったくろちゃんです、、。
「ご飯だよ」と、言うと、、部屋のすみからクルクル回りぶつかりながら、、今でもくろちゃんが現れるような気がします、。
今年も本当にたくさんの命と出会いました、、幸せを掴んだ子もたくさんいます、、保護をしたのに亡くなった子もたくさんいます、、どんなに小さな命もかけがえのない命、、失っていく命に向き合ってわずかながらの力ですが頑張りたいと思います、。