私の住む浜松市は7区(中、南、西、南、北、浜北、天竜)に分かれていてそれぞれに統括している保健所があります。
その中のひとつ、動物行政に関わっている保健所の職員の方から今年度4月5月6月の3ヶ月間の犬猫の処分数を聞く機会がありました。
その数は分かってはいるものの愕然とし耳を覆いたくなります。
犬については数年来減少していますが、、それでも不用犬として持ち込まれ処分されている犬たちは後を絶ちません、また、迷い犬も多いのですが返還と譲渡で処分をまのがれているものも多くいます。
この3ヶ月間で不用犬の持ち込みが26(うち譲渡1)迷い犬77(返還63,譲渡9)処分数は30頭でした。
ところが猫となるとまったく事情は変わり持ち込みのほとんどが仔猫で一般の方への譲渡もほとんどなく9割以上が処分されます。
市内全体で4月成猫17,仔猫132、、5月成猫28,仔猫227、、6月成猫46,仔猫134、、合わせて584匹が持ち込まれ、譲渡がわずか52匹にとどまり残りの532匹は処分されました。
この数字は昨年よりも悪化、猫についてはあまりに悲惨で言葉もありません。
さらに恐ろしいのは行政に持ち込まれることはなくてもこの数十倍、、いや数百倍の猫たちが捨てられ非業の死を迎えているということです。
この春からせめて近くの区役所だけでも持ち込まれた猫を救おうと引き出し続けていますが、、何の改善もないことに空しさだけが募ります、。
世の中の人たちがどうか小さな声無き命を傷つけることなく優しい社会になってくれるよう祈るばかりです、、。