昨日は 思わず泣いてしまいました・・
昨日の夕方のお散歩でのことでした。
いつもの通いなれた散歩道を いつものように歩いていたら
リードを引く手に伝わってくる感触が ふっと軽くなった。
えっ、あれっ?と思った瞬間、ぱっと目に入ってきたのは
れん君が 放し飼いみたいに離れてた・・
れん君 、クルマが行き交う通りの真ん中に 伏せをして尻尾を振って
私を見て その場に留まってる状態だった。まるで れん君が
「ママ、ボクはここだよ!捕まえに来る?追いかけっこしようよ!」
とでも言ってるみたいに見えた。そんなふうに思えた。
どうしよう、どうすればいいの?
頭の中で いろんなことが渦を巻いて過ぎった。
焦って「おいで!」って言って一歩近づいたら れん君 逃げようとした。
クルマが急停車した、ちょっとタイミングがズレれてたら退かれてた・・
そんなこと思ったら もう手が振るえ心臓が高鳴りだした。
落ち着け!落ち着いて!冷静に・・と、自分に言い聞かせた。
近づいて捕まえようとすれば、たぶん遊んでもらってるって勘違いして
逃げるだろう。れん君の気を引くものは 一体 なんだろうと考えた。
オヤツも オモチャも 持ってないし・・。なにも無くて咄嗟の時に
果たして れん君は いつものように私の言葉に従ってくれるかな?
自信ない不安だらけ(今まで そんなこと、試しに やった事なかったし)
でも いちかばちか一回きり!と思って やってみた。
めいっぱい声を大きく張り上げて命令口調で
「お座り!」 「伏せ!」「待て!」 と・・。
れん君、言う事を聞いて その言葉に従ってくれた。
握りこぶしにした左手を差出して 「来い!」って言ったら・・
れん君が握りこぶし目がけて近寄って来た。
逃さないようにちゃんと掴まなきゃ!って必死で首輪を掴んだ。
ここで掴み損ねて離れちゃってクルマに退かれたら大変・・って。
この間、幸いにも、そこを通り過ぎようとしたクルマの運転手さんが
リードが外れて捕まえようとしている事に気づいてくれたらしく
クルマを停止させて 待っていてくれた。感謝です・・
れん君を捕まえて引き寄せて外れたリードをつけて抱きかかえて
クルマを停止して待っててくれた数台の運転手の方々にお詫びと
お礼を言い、そのクルマが通過していくのを 暫く ぼーっと見てた。
れん君 なんともなくて良かった・・
抱っこしてた れん君の顔に顔をつけて・・そしたら涙でちゃった。
(ママったら臆病で怖がりで泣き虫だね、ごめん・・)
帰り道でも家に戻ってからも、家事してても、夕食たべてても
その時のことが 蘇えってきて、いつまでも頭から離れなくて
どうして リード外れちゃったの?とか あれで良かったの?とか
退かれなくて良かったとか、もし あの時・・とか。
いろんなことが次々と頭を過ぎって、昨夜は寝付けず
れん君の寝顔を いつまでも いつまでも見てた・・
初めての出来事で動揺しちゃってて ちょっと凹み気味の今日・・
この先 同じようなことがないように 充分に気をつけようって
そう思いました。これを教訓にしていこうと思います。