今週はバタバタバタりと慌ただしく、交信が途絶えた。かなりめ時差があるが、時代を追いかけるとしよう。
さかのぼる事先週か先々週、6年ぶりの皆既月食であった。普段お月様を見上げる事など無縁であるが、6年ぶりとか値打ちをこかれると、見ないと損と思ってしまうのも貧乏性なのであろうか。
当日、天気予報では曇り空の為見えない、とされていたが夕方夜空を見上げるとお星様がキラり、これはひょっとすると、と思い立ったが即行動、トリオでお散歩ついでに天文showであった。
が、明るい星が2つ見えるのみ、ゴッティンガム周辺からはお月様はうかがえずであった。
科学の子でない僕の素人発想であるが、マンションなど高い建物が無い場所で山のような場所なら、とトリオでクロスカントリー山公園を目指した。
チャリのユウコに足軽のように僕とナッティはお供であった。ナッティは月食と言うより山に行く事でワクワクであった。
展望の良い高台に到着、そこにはかなり低い位置にうっすらとサビサビのような月が確かに・・・あるような、あるような。携帯ではもちろん、肉眼でも幻のような存在の薄さであった。
6年ぶりなのに薄かった。場所を変えて見ても不確かであった。待つ事しばし、完全に視界から消えうせ、あきらめて帰りの途についた。
ナッティは暴れはっちゃけ過ぎたのか、大喜びで自転車の前カゴへ。帰りの道中、近所のスーパーによりみち、天文showより、イジけ待つナッティの姿に買い物客は魅せられた。
6年を待たずしても、いつのいつでもいつまでも観れるこのお約束のshowの方がほっこりくるのは犬バカボンだけであろうか。
わずか数分の買い物を終えたユウコを、韓流スター来日の空港で迎えるオバ様のように狂喜乱舞であった。
そして、ゴッティンガムへの最終コーナーを曲がった瞬間、目からウロコがボロり。パチンコ屋の立体駐車場の上にデカいサビサビのお月様が・・・。
月って昇るんだニャー、そう身をもって体験したと共に、地球って回ってるねぇ、と心から地動説は間違いない、と確信した。教育は現場からである。
6年ぶりの天文showより、32年ぶりに理解した宇宙の仕組みに感心であった。また来る時が来たら、宇宙の神秘を探りにトリオでさすらうとしよう。