親王誕生に世間が沸いた9月6日、りんくにとっては辛い1日になったことでしょう。
私たちも、この日のことはきっと一生忘れられません。
9月6日、りんくの口蓋裂の手術の日。
詳しい手術方法などはまた後日、記録のためにアップしようと思います。
とりあえず今日は、りんの様子だけ…
9時半ごろ、朝ごはんを抜いて腹ペコなりんを病院へ預けてきました。
この時点では、手術にかかる時間は一時間以上だけど、そんなに長時間にはならないと言われていました。
午前中は点滴を入れて、手術は昼から。
夕方、5時半過ぎに様子を見に行ってきました。
結局、手術は3時間くらいかかったそうです。
先生も少しお疲れのようでした。
今回の手術は、亀裂を縫い合わせるのではなく、周りの肉をはがして亀裂にかぶせるという方法でした。
傷口が口の中で包帯もできないので、プロテクターという、りんの口のサイズに合わせたカバーというか…傷口を覆うキャップのような物を特注していたそうです。
それを口に入れて傷口が塞がるまで保護します。
食事はしばらくは流動食。鼻から管を通して、直接胃に入れます。
退院日は未定です。りんの性格・体力・傷の状態・食欲などを考慮して判断するそうです。
とりあえず、日曜まで入院と考えておいて下さいと言われました。
そこまで説明を受けて、りんくに会いました。
鼻と口から血を流して、ぐったりしているりんく…
鼻には流動食のチューブが、腕には点滴がされていました。
正直、かなり痛々しい姿でした。
プロテクターが入っているので口がしまらず、半開き…
まだ少し麻酔が残っているのか、元気はありません。
点滴で痛み止めが入れられていました。
私たちが来る少し前に麻酔が切れて、その時は痛みで鳴いたそうです。
鼻がぐじゅぐじゅいっています…中に血が溜まっているのか、薬か何かなのか…
怯えているのでしょうか、ずっと震えていました。
なんで、りんくがこんな思いをしなきゃいけないんだろうね。
りんの姿を見て、ブリーダーに対する怒りも湧いてきました。
正直言うと、このまま問題が起こらないなら、手術をしなくてもいいのでは…と思う事もありました。
けど、それはやっぱり甘い考えで。
全身麻酔で検査をしたときに、亀裂のかなり奥の方から、パンの袋をとじる針金が見つかりました。
最初に病院に行った時、父と弟が見たと言っていた針金…
精密な検査をしないと見えないくらい奥にいっていたんです。
これがもし、肺や気管に入っていたら…?
やっぱり、亀裂は塞がなくては駄目でした。何かあってからでは遅いから。
命には代えられないから。
傷口が塞がっても、りんくは一生硬いものを食べられません。
歯磨きガムも、ジャーキーも食べられない…硬いおもちゃも駄目です。
それでも…亀裂がある時よりは、きっと物が食べやすくなる。
ご飯の時も、水を飲んでも、むせる事もなくなるよ。
早く流動食が終わるといいね、りんく。
冷静を保っているつもりでも、やっぱり冷静ではいられないものですね。
りんの姿が焼きついて離れません。
写真は撮れませんでした…あまりにも痛々しくて…。
文章がまとまっていなくて、すみません…
あんまり面会に行くと暴れてしまうので、次は金曜日に様子を見に行ってきます。
気にかけてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
一日も早く、りんが元気に退院できるように頑張ります。