コーギーではないのですが。
偶然見つけたあるブリーダーさんのサイトで、重度の口蓋裂を持って生まれた子の成長記録や手術の事が書いてあるのを見つけました。
そのブリーダーさんの元で生まれた子犬の中に、重度の口蓋裂の子がいたみたいです。
生まれた日から、ずーっと詳細に記録されていました。
やはり、口蓋裂の子は普通よりも弱いようで、他の兄弟との体格差がかなりあります。
おっぱいが上手く吸えなくて、人口哺乳で育っていました。
それも、哺乳瓶ではむせたり鼻から出てしまって、カテーテルでの哺乳でした。
きっと、りんもこんなだったんだろうなぁ…と、ついその子にりんを重ねてしまったり。
私達家族は、りんの子犬時代をまったく知りません。
写真も一枚も貰えなかったし(普通でも写真はくれないかもしれないけど)、子犬時代の話も聞けませんでした。
ただ、6匹兄弟の末っ子で、生まれた時からずっと小さくて。
あまりに小さくて弱いから、断尾もできなくて。
人口哺乳で育ててきたから思い入れが強くて、可愛くて、甘やかして育てていた。
それくらいしか聞いていません。
時々、子犬時代の写真がすごく欲しくなります。
どんなだったんだろうな、って。
まぁ…写真のためにあのブリーダーに連絡をとるくらいなら、いりませんけど。。。
見つけたその子は、まだ数ヶ月の子犬ですが、すでに口蓋裂の手術を受けていました。
成長によって亀裂の形も変わってくるのだろうけど、口蓋裂の手術は、早いほうがいいと言われています。
りんは1歳半近かったから…少し遅いくらいです。
子犬の頃からうちにいれば、もっと早く手術できたのに。
いえ、譲渡の時から障害が分かっていれば、1歳前にも手術できたはず。
そう考えると、またりんのブリーダーに腹がたってきます(^^;)
口蓋裂は、数百頭に一頭くらいの確立で生まれるそうです。
数百頭に一頭。
今の世の中のペット数から考えると、決して少ない割合ではないと思います。
なのに、口蓋裂を診た事のない獣医さんが大多数だし、そんなに知られている障害でもありません。
つまり、ブリーダーによる淘汰が多いのでしょう。
育てるのがとても大変で、手術にもお金がかかる上に、放置はできない障害ですから。
しかも、口蓋裂の子のほとんどは、他の障害も持っている可能性が高いのです。
りんも、最初は腎臓障害疑惑がありました(しかも疑惑は晴れていない…)。
自然淘汰というか…弱くて生きられない場合もあるでしょうし、ブリーダーが気付かなくて、生かしてあげられない事も多いでしょう。
犬の新生児の口を開いて覗いたりはしないだろうし、見た目だけはおっぱいに吸い付いているので、飲んでいると思い込んでいるはず。
実際はほとんど吸う力が無くて、飲めていないそうです。
おっぱいは飲んでいるのに体重が増えなくて死んでしまったという話はよく聞きます。
そういう子の中に、口蓋裂の子はいっぱいいるのかもしれません。
今日見つけたこのブリーダーさんは、重度の口蓋裂の子をきっちり育てて、手術も受けさせています。
愛情を持って接し、障害の事を調べ、食事から健康状態までしっかり気を使っています。
その子は譲渡もせず、そのお宅でずっとお世話をしていくようです。
どこぞのブリーダーは、障害の事なんて一言も言わずに売りさばいているのに。
大多数のブリーダーは、障害が発覚した時点で淘汰してしまうのに。
こういう、生ませた命に対してきちんと責任をとれる、良いブリーダーさんが増えるといいのだけど。
りんく、たぶん明日病院に行ってきます。パラボラ外れるかな??
パラボラアンテナ姿も板についてきました。
もう、電波とか受信してるかも。
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