University of Cambridge New Commers & Visiting Scholars(ケンブリッジに最近住み始めた人&客員研究員の会)のイベントとして、Guildhall(ケンブリッジ市庁舎)の見学会がありました。
この建物が市庁舎です。昔は2階建てで、牢屋として使われていたのだそう。
今日は市長の応接室と都市憲章、市長の正装であるレガリアを見学できて、市長と一緒にお茶を飲む!・・・という企画でした。
こちらがケンブリッジ市長のRobert Dryden議員。
首に掛けていらっしゃる飾りの金のチェーン部分は昔のケンブリッジ大学の各コレッジを表し、真ん中のメダルには9つのダイヤモンドとエメラルドが埋め込まれています。(かなり重いです。)
こちらは正装(レガリア)をお召しの姿
現市長が最初に議会会場へ入場した時の行列の写真。
露払いのような最初の男性が持っているのは職権の象徴であるMace(職杖)。
今日のホスト役として先ほどの写真で先頭を歩いていたGeorge Swindles氏がケンブリッジ市の歴史や都市憲章(King's Charter)などの説明をして下さいました。
最前列に座っていた中国の方々にレガリアを着せてあげたり、職杖を持たせてあげたり、首飾りをつけて上げたり・・・と楽しくてためになる説明で盛り上げ、サービス精神旺盛でした。
職杖
議会場内
展示物
1201年
King John's Charter
(憲章)
など沢山の興味深い展示。
市議会場
市長の特別室(応接室)
パーラーと聞くと、資生堂パーラーをイメージしてしまう
市長応接室の窓からの眺め。
目の前にマーケットプレイスが広がり、800年前からこの広場に建ち続けてきたグレートセントメアリー教会も見えます。
このマークは1575年に王から与えられたケンブリッジ市の紋章。
紋章は市庁舎の建物にも見られます。
市長さんが登場した途端、アイドルやスポーツ選手かのように皆がツーショット写真をおねだりしても、ニコニコ丁寧に応じて下さいました。(さすが議員さん)
午前中なので、コーヒーモーニングスタイルのお茶会。
市長をはじめほとんどの人が紅茶ではなくコーヒーを選んでいました。
そして各自自分のカップ&ソーサーとビスケットを持って立ったままの雑談です。
「ケンブリッジは美しい街で大好きな街ですが、以前より安全でなくなった気がするのですが・・・」
と恐る恐るお話してみたら(選挙権のない「外人」の意見なので、気を悪くされるのでは?・・・と心配だったので)、
「自分の街以外の場所に行けば誰でも安全でなく感じるもの。
そしてケンブリッジは他の街より安全だと思うけど?」
とお答え頂きました。
まぁ、確かにね・・・ごもっともでございます。
ケンブリッジやその他歴史の長い街を見学するには、ちゃんと歴史を勉強しなおさなければ、楽しみが半減してしまう!と反省した半日でした。
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