ピッカリングを出発した蒸気機関車が向かったのがこちら。
港町Whitby(ウイットビー)。
くねくねとした坂道が丘の上まで続く、趣のある街です。
時を遡れば、7世紀のイギリスにおけるキリスト教の歴史に残る会議Synod of Whitby(ローマカトリック教会VS地元ケルト系キリスト教会)の開催地だったり、冒険家キャプテン・クックの故郷だったり、はたまたビクトリア女王が夫アルバート公を亡くして喪に服している期間中、ずっと身に付けていたことで一般の人々にも人気が広がった真っ黒いアクセサリー、ウィットビー・ジェット(元は黒い化石)の産地だったりします。
でも、おなかの空いている私にとっては、沢山のフィッシュレストランがひしめき合う、フィッシュ&チップスの聖地だわ
どこのお店で買おうか迷ったけれど、ここはひとまず行列の出来ているお店で買うことにしましょ
せっかくなら景色の良い丘の上で食べようと、アツアツのフィッシュ&チップスを抱えて坂を上り、更に199段の石段も上り。。。
ふぅ、港と海岸を見下ろせる小高い丘の上に到着しました。
丘の上に建つセント・メアリー教会。
ここはあの小説「ドラキュラ」のゆかりの地。
教会の周囲に広がる墓地には、沢山の傾いた墓石と石の十字架。。。
この雰囲気が作家にインスピレーションを与えて生まれたのが、ゴシックホラー小説「ドラキュラ」なのだとか。
十字架の石碑にはオールドイングリッシュの文字が刻まれています。
先週の授業でこの手の文字の解読法を習ったなぁ。。。
「テストに出しますよっ!!」って言われたけど。。。
うっ、読めない。。。
まぁ、復習は帰ってからするとして(忘れていなければ)、今は冷めないうちにチップスを頂きましょ
フィッシュ&チップスの匂いに魅了されて、買ってからここに来るまでずっと欽ちゃん走り(顔と前足がチップスにロックオンしている為に斜め歩き)だったフェリックス。
ちょっとぉ〜そんなに見つめられたら食べにくいなぁ。。。
っていいながらも美味しく完食したけどね。
作者がここで「ドラキュラ」の構想を練った、ということで、ウィットビーは写真の女性のようなサブカルチャーとしてのゴスの聖地でもあります。
全国各地から、音楽、洋服、アクセサリーなどなど、いわゆるGoth(ゴス)好きの人々が、年に二回(4月と10月)のイベント"Whitby Goth Weekend"に集結します。
髪を黒く染め(ちなみに白髪染めじゃないよ!)、爪に黒いマニキュアを塗り、黒っぽい洋服を着た人々がこの教会近辺を埋め尽くすのかなぁ。。。
次は2008年10月31日の週末。 ハロウィーンの晩だもの、本物のドラキュラや魔女が混じっていても、見分けつかないかもね
さて、丘の上にはイングリッシュヘリテージが管理するアビーもあります。
のんびりチップスを食べて海を眺めていたら時間がなくなってしまい、残念ながら見学出来なかったけれど、今回はこれにて撤収。
←一日一回クリックして頂けると嬉しいです。
いつも応援ありがとうございます
←わんこブログランキングも参加中
一日一回ポチッとして頂けると嬉しいです。