3年ほど前に、第一回選択希望犬種に『ビーグル』を指名し、『ナッティ』に出会った背景には、僕が影響を受けた人物や犬の存在があった。
ゴッティンガムが完成し、引越しを終えて落ち着いた頃、ユウコの犬を飼いたいとのご希望に対し、犬探しの行動にでた。
当時、僕は全くの犬☆素人であり、犬種も柴犬とハスキーぐらいしか知らなかった。
ユウコはお姉様の家で飼われていた当時5ヵ月の『ロビン』に出会い、カワイすぎるとビーグルの1位指名を、確実に決めていた。まさかロビンがその後…
しつけをうけず、散歩は1日10分で、4歳まで走ったことが無いという、NYならマイアミ警察に保護されそうな生活によって、ビールっ腹のエロ★ビーグルになるとは…。
僕はロビンの破壊伝説を聞いたため、とにかくゴッティンガムの安全第一を考え即却下。とにかく破壊しそうにないダックスやチワワ、そして犬種を知るにつれてミニピンの1位指名を固めていた。
しかし、ビーグルの姿を見た事がなかった僕に対し、「1度見てくり」とユウコに誘われ、隣町の老舗ペットショップ『犬漢』(仮名)にビーグルを見に行った。そこで運命的な出会いがあるとは…。
そこで出会ったビーグルとは、02.7.12生まれ(♂)の『スヌーブ』(ユウコが勝手に命名)であった。店長の槇原(仮名)が親切に犬の選び方から、ビーグルの特徴まで親切に教えてもらった。
スヌーブの年齢、サイズ、歯並びそして色などが優れている為、結構なお値段であった。なにより僕が驚いたのはカワイさもあるが、小ささとお上品さである。
槇原の「一期一会」を用いた宗教的な販売文句も、『スヌーブ』との運命を演出した。僕は『ビーグル』の1位指名を決断し、それから売れるまでの2ヶ月近くユウコと毎週のように『スヌーブ』を見に行った。
なぜそこまで惚れ込んだのに、家族に迎え入れなかったのは、(♂)だからである。ユウコも僕もロビンのマウンティングやマーキング伝説を聞かされ、当時犬☆素人の僕は、破壊活動を恐れたからである。
そして2ヶ月近く通ううちに、ビーグルについて選び方以外に、基本的な性質や色々な事を、『犬漢』の店員の人達から教えてもらった。
1番印象に残ったセリフは、店員のエルトン(仮名)が、「ビーグルは運動や遊びが大好きです。何十個のオモチャを与えるより少しでも多くの時間、散歩や一緒に遊んであげて下さい」である。
そして一年後…『犬漢』からブリーダーを通じ、『ナッティ 』と出会った。
数多くのビーグルの中から『ナッティ』を永久指名したのは、顔のデカさと、初めて会ったのにユウコが抱くとスヤスヤ寝ていったのを見て、運命を感じたからである。
買うと決めた僕に対し、店長の槇原は『この子に運命を感じ、幸せにすることがデキマスカ?」と問われた。「ハイ」と答えたが、正直「微妙」であった。
毎日最低30分のお散歩やしつけ、健康などいろいろな事を、自分が対応できるのか不安であった。何より破壊を恐れ、最初は外飼いも考えた。が、しかし!
体調不安を乗り越えたり、しつけや僕の思いに答える姿に愛情がわき、どんなに仕事で疲れようと、雨の日も風の日もお散歩に出かけた。そして今では『家族愛』まで生まれた。
何年後かにナッティの妹が、ゴッティンガムにやってくるかもしれない。その時は犬★ドラフト会議を家族で開くまでもなく、第一回選択希望犬種はもちろん『ビーグル』である。