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3月最後の日曜日、ユウコとUSJで行われた『卒フェス2008』に水入らずで参加であった。 何も卒業と言っても学生に限ることじゃなく、新年度からともに正社員としての一歩を踏み出す最後のイベント参加であった。 USJとライブが楽しめるのが売りのイベントであったが、ライド系はすべて3時間待ち、開場時間を逆算すると、一体何を楽しめるのであろうか。。。 しかたなくかるく食事とモンスターロックショーを子守唄に仮眠、そしていざライブ会場へ。
会場に着くとそこは、ビニール臭が鼻につきささり、カッパを着た何万もの人がひしめく異様な光景であった。 テンションは下がるも、これもまた思い出に残るイベント、と言い聞かせつつ入場であった。 今回、東海びいきの僕のお目当ては、SEAMO,SUEMITU&THE SUEMITH,加藤ミリヤであった。 まず最初、清水翔太,RSP,青山テルマと関西勢続き、SoulJaが1人テンションハイで、会場はドン引きであった。 生テルマを見て、ペリーのご来航以来、日本の文化や美の形は大きく変わったが、僕の生きてきたこの30年でも、日本の美は大きく変わったのかも、とふと思った。 そして僕が好きなSOULd OUT、しかし彼らのスーパーソニックな音楽は受け入れてもらえずであった。 ゴスペラーズは美声をとどろかせたが、僕にはとどかなかった。そしてSEAMO、極寒い中海パンに天狗のお面のシーモネーターのスタイルで会場は大盛り上がりであった。 そして、とうとう寒さと疲労がピーク、加藤ミリヤを退場ののテーマに、会場を後にした。この雨はナッティの涙、早い凱旋を促すものだったのかも。。。 このイベントは、音楽フェスと言うより、持ち時間が短い為、1アーチスト4曲のカラオケ大会のようであった。天候も悪かったがイベント自体もいまいちであった。 そして東海びいきの僕であったが、何よりよかったのは『ET‐KING』であった。関西とかどうなんかはわからんが、彼らのむさくるしいほどの熱さに、目頭が熱くなった。 卒業、業を成し遂げることなど人生においてはこまめにあるもんで、学生とか関係なく僕には様々な出来事が走馬灯とようにめぐりめぐった。 成長か老化なのかはよくわからんが、よい卒業を数多く祝えたらな、と思う。
4月から晴れて正社員である。いい出来事だけ保存し、辛いことなどは削除しがちな思い出であるが、泥まみれに汚れた事や震える夜も刻み込みつつ、胸をはってレールの上を歩くとしよう。 |
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